ウォーリー -Wall-E-

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Wall-E を観ました。
ピクサー映画では、ファインディング・ニモ以来に秀逸と思えた作品でした! とってもキュートで、楽しくて、スイート。

なんといっても、ウォーリーのキャラがかわいい。
ウォーリーはゴミ処理ロボット。巨大なゴミ惑星と化した地球で、700年もの間たった1人でゴミを処理し続けています。
薄ら汚くてオンボロもいいところのロボットなんですが、とっても好奇心旺盛。ゴミの山の中から自分だけの宝物を見つけては、オウチに持って帰ってコレクトしてるんです。
そのオウチが、またかわいくて。
電球でキレイに飾り付けされてたり、回転式の棚にコレクションがズラリと並んでいたり、ウォーリーが毎日毎日少しずつデコレイトしていった感じが伝わってくるんですよね。

一番好きだったのは、ゴミ処理中にゔるるるるるるるるるるって小刻みに震えるウォーリー。目が半目なのがウケる〜。まねしてやったらBooがオオウケしてました。

ウォーリーの友達は、ゴキブリ君。ウォーリーの周りをちょろちょろしてるので、よく間違えて踏みつぶされますが、絶対死にません。さすがの生命力です。


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そんなある日、空から大きな宇宙船がやってきて、真っ白でツルツルしたロボットを置いて去って行きます。彼女の名前は、イヴ。でもウォーリーは発音できなくて、「イヴァ」と呼びます。これがまた、たどたどしくて、「いぃぃぃぃいば?」って感じでかわいいんです。


ウォーリーはイヴァに恋をします。
彼女の気を引こうと、ゴミの山の中から見つけた小さな植物を見せた途端、イヴの体の一部がパカっと開き、中に植物を引き込み閉じると、そのまま動かなくなってしまいます。

蚕の繭のように動かずしゃべらなくなったイヴ。それでもウォーリーはイヴを雨から守り、名を呼び続け、ちょっとしたデートに連れ出し、彼女が戻ってくれるのをひたすら待ちます。
ここの場面、すごく切ない!!

この辺まで出てくる会話は、「うぉ〜り〜」、「い〜ば〜」、くらいです。ロボット同士なので、会話らしい会話もないんですが、表情豊かに感じるのがすごいです。
名前の呼び方のバリエーションだったり、目や手足の動きなどで感情を伝えるのです。無機質なものに命を吹き込む手法って、ピクサーはほんとに上手。ウイリーの目がへにょーんって下がったりするの見ると、胸がきゅーんとなっちゃう。

イヴのツルツルな質感とか、降り注ぐ日差しの柔らかさとか、フォーカスを絞ったような見せ方とか、そういう映像技術ももちろん素晴らしいんですけど、アニメのべたっとした感触の良さも忘れてなくて、その辺のバランスもいいなって思います。

予告編みてみて。



もう1つ面白かったのは、人間の描き方。
中盤、ウォーリーはイヴを連れ去った宇宙船にくっついて宇宙へ飛び出します。宇宙船は、地球という住処を失った人間が、すべてを機械制御に頼って生活しています。食事はすべて液状化され、どこへ行くにも自動イスみたいのに乗って移動。運動不足に栄養過多のせいで、みんなデブ。自分の足で立つことさえできなくなってるのです。
そんなですけど、話してみるといい人ばかり。
彼らにしてみれば生まれた時から宇宙船内でそういう生活をしているのですから、デブが普通、動かないことが普通なだけで、脳みそまで腐ってるわけじゃないんですね。望郷の念を持ってるのです。

「地球」を有毒ガスで住めなくなるほどのゴミ惑星にしてしまった先祖に代わって、自分たちが地球をもとの姿に戻していこう。地球は、我々のふるさとなんだから。


環境汚染、地球温暖化と警鐘を鳴らすことも必要だけど、この映画のみたいに希望を与える描き方っていうのはなんか嬉しくなりますね。この映画を見て少しでも多くの子供が、地球がゴミ惑星になってしまう前になんとかしよう!って思ってくれたら嬉しいな。
もちろん大人もね。
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by myums | 2008-09-15 22:46 | 映画・海外ドラマ あ行  

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