ラスベガスをぶっつぶせ -21-

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マサチューセッツ工科大学(MTI)の学生たちが天才的な頭脳を武器にラスベガスのカジノで荒稼ぎした、というノンフィクションに基づく映画、『ラスベガスをぶっつぶせ』を観ました。

私の期待の方向性が誤ってため、かなり物足りなかったです。

もっとすごい頭脳戦や心理戦がゴージャスなカジノで繰り広げられて、「うーん、こいつら天才!!」と脱帽させてくれるかと思ってたのに、脳みそ映画じゃなくて、体勝負+ちょっぴりハートウォーミングな痛快青春映画って感じ。

主人公の苦学生ベンくんは、他の学生より抜きん出て頭脳明晰っていう設定なんだけど、そこに説得力がまったくないし、カジノで学生同士が交わすサインもあまりにわざとらしくバレバレ。

映画の最初の方に出てくる確率論の授業。こんな問題があります。

「A、B、Cの3つのドアがあります。その中の1つだけドアの向こうにピカピカの新車が隠れています。新車が欲しいあなた。さあ、どのドアを選ぶ?」

教師にあてられたベンくんはAのドアを選びます。
すると教師は、ドアCを開きます。そこには新車ではなくヤギがいました。

「これでドアはAとBの2つになりました。このどちらかのドアの後ろには新車があります。さぁ、あなたはドアBに選択を変えますか?それともAのまま?」

ベンくんは迷わずドアBに選び直し、見事新車ゲット。

なぜドアBに変えるのかを聞かれたベンくんは答えます。「最初は3分の1ずつだった確率が、あなたがドアCを開けた時点で、ドアBに新車がある確率は3分の2で、ドアAは3分の1のままだからです」。


っつか、わかんねーよ!

ドアが2つになったんだから、確率は50/50じゃないの?
なぜドアBの方が確率が高いのか、超疑問。


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ところが、映画の中ではそこら辺の説明はまったくなく、「選択を変えるチャンスがあるときは、必ず変えるんだ」と教師が言って、冷静な判断をしたベンくんを褒めて終わり。

この確率論が気になって仕方なかったので、調べてみたら、Monty Hall Problem(モンティ・ホール問題)というものでした。それについては、
ビジネスのための雑学知ったかぶりというblogですごく分かりやすい説明がありました。
以下引用です。
ドアが100あると考えてみてください。この場合1つのドアを選んだら、その後ろに新車がある確率は100分の1、1%になります。さて、司会者が99残っているドアのうちヤギが隠れている98のドア全部を開けたとしましょう。この時、開けられていないドアに新車がある確率は99%、あなたのドアの確率は依然として1%です。ドアを交換しない手はありません。


もちろん、最初から新車のドアを選んでいたという確率もあるわけですから、なんとなく釈然としないものが残る物の、最初から選んでた確率よりもう1つのドアに新車がある確率の方が高いのは、分かる気がきます。


こういう謎解きっぽいことをベン君がやってくれてたら、ベン君がいかに天才的頭脳の持ち主なのか、すごーく納得できたのに。この映画は、「ベン君は頭脳明晰」という設定だけで無理矢理観客を納得させようとする、「設定」に頼りすぎなところがあったな〜。
もうちょっとスパイスが欲しいよ!
あと、ローレンス・フィッシュバーンが好きじゃないから、そこも減点。
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by myums | 2008-06-03 23:27 | 映画・海外ドラマ や・ら・わ行  

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