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キャンディ Candy

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月曜日にオーストラリアの映画、『キャンディ』を見ました。

ヘロインジャンキーのラブラブなキュートカップルが、止めたくても止められないドラッグにボロボロになりながらも深く愛し合うという、ドラッグ映画にはありがちなストーリー。その辺に新鮮みはありませんでしたが、堕ちてぼろぼろなはずの2人がなぜかいつも美しい。

詩人志望のダニエルと画家志望のキャンディ。まるでメルヘン童話の少年と少女のような2人の名前に象徴されるかのように、作品自体も詩的でメルヘンチック。

「むかしむかし、キャンディとダンがいた」

Candy was hooker, Dan was hopeless, they were junkies.
They wanted to create their own heaven.
Stars were falling down to the ground, it looked like gold rain.
They held each other and tasted honey gold rain.
They lived in the heaven of hell.

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ダメ男だけど優しく母性本能をくすぐるダン役のヒース・レジャー、わがままだけどキュートでまっすぐなキャンディー役のアビー・コーニッシュ。この2人の演技がまぶしいほどにキラキラと輝いていました。

壁いっぱいに書かれたキャンディの言葉たちや、金色の糸を引きながらこぼれ落ちるはちみつ、遊園地のアトラクションでぐるぐる回りながら高く昇っていく2人、エンディングのダンの背中。淡く切ない描写がたくさんあって、メルヘン童話のような雰囲気が良かったです。

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このブログの「つぶろぐ」にも書きましたが、今年初頭に亡くなったヒース。映画を見ながら「この人がいないなんて信じられないな〜」と運命の切なさを感じました。
You never know where the life takes you...

オージーであったヒースは、ハリウッド映画に出演するときは常にアメリカンアクセントを意識してたそうです。この映画に出演したことに対し、「アクセントを気にせず演技することができて、楽しかったよ」というコメントを生前寄せています。

アビー・コーニッシュはこの映画で初めて見ました。
すっごいキレイ!!そしてキュート!!
なのに、イカレたときの目が、こちらをゾクゾクさせるほどランランと輝いてました。ポスト、ニコール・キッドマンなんて言われてるみたいだけど、演技で言ったらクリスティーナ・リッチーに近い感じしました。彼女のほかの映画も見てみたい。


ということで、なかなか面白い映画だったのですが、ドラッグに溺れる人間の愚かさを何度も見せつらるので、すっごく疲れました。月曜に見る映画じゃなかった・・・。
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by myums | 2008-04-05 01:28 | 映画・海外ドラマ か行  

Things we lost in the fire

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個人的には、世間で言われるほどの大女優とは思えないハル・ベリーと、眼光で妊娠させる男ベニチオ・デル・トロ主演の、目ヂカラガチンコ対決映画『Things We Lost in The fire』を見ました。

最初は、最愛の旦那さんを突然失い、2人の子供を抱えたまま途方に暮れるオードリー(ハル)の再生物語かと思ってみてたんですが、実は、この映画にはもう1つの物語がありました。

それは、ヘロイン中毒からの再生物語Byデルトロ。

デルトロさんは、オードリーの旦那さんの親友でヘロイン中毒のジェリーという役どころ。ドラッグでロレロレ状態は、デルトロさんの得意分野です。
イスに座って意味のないことをうんたかんたらしゃべってたかと思うと、話してる途中でいきなり白目剥いて静止しちゃうし、死んじゃったのかと思ったら、ビクゥッ!と目を覚まして「Oh... I fell asleep」、だって。
そのヨレっぷり、素晴らしい!!
Booと一緒に大笑いしました。

デルトロはこういうとぼけた演技がいんだよねー。どんなにだらしなくて弱くて、ダメ人間やってても、デルトロさんが演じると必ず哀愁と少しのユーモアがある。あの小汚い風貌と鬼気迫る演技が逆に笑いを誘うって感じ。


その上、この映画、目のクローズアップを多用して、「目で語る」タイプの情緒的な映画。これまたデル・トロ得意中の得意分野!
なんてったって、眼光で妊娠させる男ですから。

この映画、デル・トロのための映画?って思ったくらい。
デル・トロさんも、楽々こなしてる感じでしたね。


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ハル・ベリーは、デル・トロさんに役者として好戦的な感じがちょっとしました。
2人の目がクローズアップするたびに、「負けないわよ~」って火花がバチバチ飛び交っているように見えたのは私だけじゃないはず。
彼女の出てる映画ってあんまり好みじゃなくて、「チョコレート」と「ソードフィッシュ」くらいしか見たことないんだけど(ソードフィッシュはおもしろかった)、意外にチビッコ女優なんだね。

ハル演じるオードリーは未亡人になって、女として母として妻としていろんな意味で男手が必要だったので、ジェリーに一緒に住んでくれと助けを求めます。だけど、自分が思ってた以上にジェリーが良い人で、子供たちもすっかりジェリーになついてしまって、オードリーは死んだ旦那のポジションがジェリーにリプレイスされてしまうような不安感に襲われてしまうんです。

でも実のところ、オードリーが不安がっていたのは、それだけじゃないと思います。

オードリーにとってジェリーは、「死んだ旦那の空虚感を埋める」程度の存在でした。
「眠れないから一緒に寝て」とジェリーに頼んだり、ジェリーがシャワーを浴びている間にバスルームに忍び込んだりっていうのは、明らかにジェリーを誘ってて、無垢な表情を装いながらも、そこににはオードリーの女としての計算が見え隠れしてます。
自分にダメ人間というレッテルを貼ってるジェリーに対して、傷の舐めあいという現実逃避を期待してるところがあったりして、オードリーは無意識にジェリーを利用してたんですね。

ところがその感情が、徐々に人間同士の絆とか愛とかってものに形を変え初めたとき、オードリーはそんな自分の心の変化を許すことができなかった。

だからオードリーはジェリーを自分たち家族から引き離す決意をするのですが、それを告げるタイミングがまたヒドイ。

公園ピクニックの最中、草原の上に敷いたシートの上で、笑い声を上げて走り回る子供たちを幸せそうに見つめるジェリー。ジェリーの横顔に浮かぶ充足された温かな微笑みを認めた後、オードリーは言うのです。

「私は、きっと、二度と幸せを感じることはないだろうなって思うの」

これって、「あなたは今、これこそ幸せだと思ってるかもしれないけど、私は全然幸せじゃないわ。あなたじゃ私を幸せにできないのよ」ってことで、こんなヒドイ言葉、このタイミングで言わないでも・・・って思っちゃった。


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オードリーってとっても計算高くて賢い女性だと思います。どのタイミングでどういう言葉を使えば効果的なのか分かってる。
未亡人という悲しみを誘う役どころであるにも関わらず、女のしたたかさを感じてしまうのは、監督が演出したかったオードリー像なのか、それともハル・ベリーの演技のせいなのか。

ハル・ベリーっていい人そうだし、いつも自信に溢れててキレイだと思うけど、そいうところが繊細で不安定な演技を必要とする映画には、逆効果なんじゃないかな。自分の気持ちが分からなくて迷い続ける雰囲気とか、叙情ってものがないんだよねー。


この映画の見所って本来は、オードリーの心の葛藤にあるはずで、私もそれを追って見たけど、結局のところは、デル・トロさんの演技に全部持ってかれたって感じかな。デル・トロさんがいなかったら、つまんない映画になってたと思います。


思いやりのあるラストはとっても良かったです。


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あ、あと、オードリーの旦那さん役は、X-Fileのモルダーさん。この人、CalifornicationってTVドラマで、モルダーの時とは打って変わった、女好きの落ち目作家ダメ人間を好演中です!モルダーのときより人間味があっていい感じです。
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by myums | 2008-01-20 23:05 | 映画・海外ドラマ さ行  

アメリカン・ギャングスター American Gangster

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「この映画、きっとMyums好みだよ」というBooのおすすめで、『アメリカン・ギャングスター』を観ました。

70年代初頭のハーレムでギャングのお抱え運転手として働いてたフランクが、ボス亡き後にハーレムを仕切る麻薬王にのし上がっていくという、事実に基づくお話です。

黒人ギャングものと聞いて、Fuckin'が飛び交うドンパチをイメージしてたんですが、箱を開いてみたら緻密な麻薬ビジネスもの。なんと言ってもフランクその人のキャラクターが最高に魅力的でした。

フランクは一匹狼の黒人ギャングでありながら、自分の男兄弟を仲間に引き入れ、イタリアンマフィアのように家族でギャングビジネスを展開。

麻薬の原料を仲介ではなく自ら東南アジアへ乗り込んで直接交渉し、なんと軍用機に載せて調達。仲介料を省くことで他のギャングやマフィアより安価に設定するのです。
その上、他社が少しでも量をかせごうと化学物質を混入させているところ、フランクのヘロインはピュアで質もバッチリ!


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そうして独自の販売方法で一気にハーレムの麻薬王へとのしあがったフランクですが、決して派手に豪遊したり名を売ったりせず、身分を隠し、目立つことを嫌います。
周囲のマフィアも、まさか一介の黒人がイタリアンマフィアのようなビジネスを築きあげているとは思いもせず。
フランクは自分の肌の色とそれによる人々の先入観を隠れ蓑に、静かにハーレムの麻薬王に君臨します。

それは警察や周囲のマフィアからのマークを避けるための戦略の1つであったのですが、それとは別に、権力やお金を武器に力を誇示することをUncoolとするフランクの人生観もあったと思います。

自宅のホームパーティーでいい気になって大騒ぎしてる兄弟の一人に、フランクは言います。
「この部屋の中で一番弱いやつが誰だか分かるか?それは一番騒いでるやつだ。お前のことだよ」

私もそう思うよ、フランク!

弱い犬ほどよく吼えるとはよく言ったもんで、お金を権力を嵩に騒ぎ立ててる人って、みっともない。自分が本当は弱いってことを露呈しちゃってるようにしか見えないです。


ビジネスの展開の仕方にしても、彼の持つ人生観にしても、フランクはWiseな人だったんだな~って思います。



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最近パッとしなかったデンゼル・ワシントンにとっても、フランクはかなりの当たり役でした。フランクを追う警官役のラッセル・クロウも良かったです。女癖が悪いけど正義感の強い男の役って、プライベートでもやんちゃなラッセルそのものって感じ。

サイトで予告編を見たら、ラッセルとデンゼル、2人のアカデミー受賞俳優激突!みたくなってましたが、ラッセル演じるリッチーの描写は中途半端なので、ラッセルのことはあくまで脇役として見たほうがいいと思います。
「主役級俳優ラッセル・クロウの脇役姿」って方がキャッチーだしね!

フランクに敵対するギャング役のキューバ・グッティングJr.は、久々に見ました。『僕はラジオ』以来。年取ったな~。この人は、私の中で、ギャングじゃなくて、ピュアなヒューマン系な役のイメージです。


期待以上に骨太で重厚だったし、ソフト帽にサスペンダーといった70年代の黒人ファッションもカッコよくて、おもしろかったです!
おすすめしてくれたBooちゃんに感謝。さすが、私のテイスト分かってるね~。
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by myums | 2007-12-29 15:26 | 映画・海外ドラマ あ行  

Grandma's Boy

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30歳半ばと思しき男2人が、Weedもっくもっくさせながら、カウチで大爆笑。
てなシーンからスタートするのがこの映画、『Grandma’s Boy』


二人のだらしないっぷりが、『Cheech&Chong』並みのアホ映画を予感させます。
このままひたすら吸って吸いまくりの旅にでも出ちゃうのかと思いきや、
いきなり家賃滞納でアパートを追い出され、
主人公マックスは路頭に迷うことに。


どうするマックス!
メキシコでも行って、もっと吸っちゃうか!

と思ったら、いきなり普通のオフィスシーン。
マックス、働いてるじゃない!!

私の中でマックスは無職のふうてん野郎に決定してたので、
ちゃんと働いてたなんて~。
ショック☆<( ̄□ ̄;)>☆ショック


ここで『Cheech&chong』再来の夢は絶たれたわけですが、
この映画、別の意味で超おもしろかったです!


マックスは、ゲームソフト制作会社で、テスターとして働いてます。
発売前のゲームをテストプレイするお仕事です。
この会社、なぜかテスターがわらわらいて、子供用のプレイルームみたいなところで、ポップコーンぼりぼり食いながら大騒ぎして、テストしてるんですよ。

なんかすっごい楽しそう!!



そんなテスターたちの中に、デザインからプログラミング、テストまで一人でこなす天才がいるんですけど、この人キワモノです。
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マトリックスなカッコして、真っ白な部屋でテクノをキュインキュインかけて、ブツブツ言いながら、一人でテストしてるんですよ。
ロボットみたいな話し方だし。
女の子をデートに誘うときの文句が、またすごい。

「週末に、半導体博覧会があるんだ。一緒にいこうじゃないか」


いかねーだろ。ヽ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄;)ノ


ごめん、半導体博覧会じゃなかったかも。
でも、ま、そんな感じよ。


それに比べると、マックスとその仲間たちは、本当に楽しそうで、かわいい!
同じゲーマーでも、マックスたちとは一緒に遊びたいけど、アッチのマトリックスだけは無理だわ。キモッ。


マックスのプッシャー(Weed売ってくれる人)も、そうとうキテます。
素っ裸でクリスマスツリーの飾りつけしてます。

てか、7月だけど!!

アフリカ原住民の友達が遊びに来たり、テコンドーの先生が中国から来たり、サル飼ってたり。ていうか、常に吸ってます。髪型もオカシイです。

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この映画、なんでGramma's Boyっていうかと言うと、
住処をなくしたマックスが、仕方なくグランマ(おばあちゃん)の家に居候することになるからなんですね。ほんと、それだけ。

いい年こいた男がおばあちゃん3人と暮してるなんて恥ずかしくて言えないマックスは、同僚たちにオバアチャンということを隠して、
「女3人と暮してんだけど、毎晩激しくてよ。ぜんぜん寝てねぇんだよ。昨日なんてベッドに縛り付けられたんだぜ」とかなんとか言って男っぷりをアゲておくんです。

そこへ突然オバアチャマ3人組が会社にやってきて、「マックスのルームメイトです」なんて挨拶するじゃないですか。
同僚たちが、「あ、あなたたちがマックスが疲れてる原因の3人・・・?」と聞くと、オバアチャマはちょっと照れくさそうに、
「We ride him pretty hard」って。

Rideってのは、操るとかこき使うって意味で、オバアチャンは、「ちょっとこき使いすぎちゃった」って意味で言ってますが、Rideには、またがるとか乗るって意味もあるんですね。

同僚たちは、もちろん後者の意味で取ってますから、みんな唖然。

「ちょっと激しく乗りすぎちゃって!うふっ」

ってオバアチャマに言われた日にゃあ、そりゃあ
「おえぇぇぇ....!!(;゜ロ゜)」
ですわ。

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オバアチャマ3人組がハーブと間違えてマリファナティーを飲んじゃうところは、『Saving Grace』みたいで、笑えました!
あの映画、おもしろかったな~。もっかい観たくなってきた。
ほんわかマリファナムービー。なんで日本で公開しないのか。
せめてDVEレンタルだけでもしてくれー!!
みんなにあの微笑ましさを知ってもらいたいよ~。


さて、この映画の一押し役者は、マックスの同僚ジェフです。
この人の”間”は、天下一品。
ダンス・ダンス・レボリューションで同僚と対決して、けちょんけちょんに負かすシーンとか、ヲタク度100%です。
まあ、みてくださいよ。⇒ココ

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こういう人、ゲーセンにいるいるぅ!!(≧∇≦)


終わったあとに、「ニューハイスコアって何?なあ、なあ、どういう意味か教えろよ。これってわるいの?」なんつってわざとらしい嫌味も、いいっす!

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彼の部屋ってば8歳児です。後ろのポスターの「ドム太郎」ってもしや、「ハム太郎」のパクリ・・・?


この役者さん、けっこういろいろな作品に出てるんですが、なんと、かの『あの頃レニーペインと』にも出てたみたいです!
役名は、「Insane Bowie Fan (キチガイ並みのボゥイファン)」。

って、名前なしかよ!!

この頃から、キチガイな役やってたんですね~。



おっと、話がそれました。
で、なんだけ?
あ、そうそうグラマンズボーイね。
とにかく、この映画のキャラ、全員極まりすぎてて、ほんとオカシイです。
クレジットにWEEDってトップに入れたいくらいマリファナ出演してるので、日本公開はありえないでしょうが、DVDリリースに期待です!


トレイラー観れます。⇒ココの左バーにあるCLIPS&TRAILERSってとこから入って、上から5番目動画です。





ちなみに、この映画は、Happy madisonという会社が製作してます。
この名前でピンときた人は、アダム・サンドラー好きですね。
アダム・サンドラー映画の中でも1,2位を争うアホ映画、『Happy Gilmore』と『Billy Madison』を掛け合わせた(というか、くっつけただけ)もので、もちろんアダム・サンドラーが創設した会社です。

先日紹介した『Click』や、『The Benchwarmers』『ナポレオン・ダイナマイト』の主人公(名前知らなくてごめん)が出演してる、『Little Nicky』なんかが作られてます。
コメディ映画って出演者も同じクルーが多いから、なじみの顔が出演してるのもいいですね。

久々の大ヒットあほあほ映画でした~。ヾ(@゜▽゜@)ノ
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by myums | 2006-07-29 00:42 | 映画・海外ドラマ か行  

ボム・ザ・システム -Bomb the System-

仕事帰りに映画を見に行った。
何を隠そう、ウチの会社の下はミニシアターなのだよ、金田一君。

見たのは『ボム・ザ・システム』
N.Yを舞台にしたグラフティ・アートを愛した若者たちのストーリー。
グラフティー・アートつうのは、街中に自分の主張やデザインをスプレーでペイントするアート。
平たく言うと、落書き。
渋谷なんかの至るところに書かれてる、アレですね。
落書きは犯罪なので、クライム・アートなんて呼ばれたりしてる。
でも、ここからすごいアーティストが生まれたり、
逆手に取って広告に使ってる企業もあったりするわけで、
単なる落書きに終わらないアート性がそこにある。
(でも書かれる方はたまったもんじゃない)。

映画は、悪くなかった。
ただ、もっとアート自体がたくさん出てくるのかと思いきや、WEEDでぼよよよーんとなってるパーティーシーンが意外と多かった。アートそのものより、そこにある仲間同士の関係であったり、生き方であったり、そういうものにフォーカスしているので、アートムービーというより、現代の青春映画。
前半のトリッピーなカメラワークは、仕事で1日中PCにさらされた私の目にはツライだったなあ・・・。
でも中盤からは、疾走感のある展開に引き込まれ、登場人物と一緒になって、笑ったり悲しんだりしてる自分がいた。若さゆえの突っ走りって、いつまでも忘れたくない。

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by myums | 2005-09-23 01:55 | 映画・海外ドラマ は行  

Requiem for a Dream-レクイムフォードリーム-

春 眠
sanaさんの『ハダカnoこころ』よりトラックバック。
映画タイトルをクリックで彼女のレビューが読めるよ。

『Requiem for a Dream』
は、なんと言ってもテーマソングが素晴らしい。
クリント・マンセル作曲の弦楽四重奏。
その切ない音色が、闇の中でもがく人々の悲哀を乗せて
見る者の心を、息苦しいほどに掴む。
この曲をGMSがサイケにREMIXしたのが、『Juice by GMS』。
それが、ライブで流れた日にゃあ、そりゃ、狂喜乱舞しちゃうってもんです。
(↑1こ前の記事参照)

さて、この映画は、ドラッグの悲惨さだけに焦点を絞った作品で、
2000年の単館ムービーの中で大ヒットを飛ばした。
登場人物が、ドラッグの快楽に溺れていく様はえげつなく、
ゾゾゾゾッと鳥肌がたつ。
主人公のハリーは、ヘロイン注射跡から細菌に犯され、腕が腐っていく。
血管が真紫に腫れ上がっても、なお、恍惚を求め続けるハリー。
彼の恋人マリオンも、ヘロインの虜となり、エロキモ黒人の牝と化す。
切ないのは、破滅へと疾走していることを、
彼ら自身がよく分かっていることだ。
「このままではいけない、止まらなければ、止まりたい、止めてくれ、
お願いだ、誰か、誰か!!」
心の中で必死に救いを求めているのに、
止まることも、止めることもできない。

若者がドラッグに溺れるのは、ドラッグムービーの王道だが、
この映画が、ほかと一味違うのは、
ハリーの老いた母親までもが、ドラッグ中毒になってしまう点。
彼女は医師からあるダイエット薬を処方される。
それを飲んだ後は、なんだかセカセカセカセカ。
奥歯をギリギリギリギリ。
エクスタシーを摂取した時ような症状。

大分前の話になるが、女子高生の間でLSDが密かに流行している
という噂を耳にしたことがあった。
それも、やはりダイエットに効果があるというフレコミからだった。
女の「痩せてえー!!」という思いは、強烈なものがある。
痩せてりゃいいってもんじゃないと思うんだけど、私は。

それはともかく、
老いた女性がどんどん痩せ細り、
それとは知らずにドラッグ中毒となり、
ボロボロの廃人になっていく過程は、
恐怖と同量の、切なさで満ちている。

この映画には、
ヘロイン煮沸→注射→瞳孔パカッと開く
というシーンがコマ送り&ハイテンポで多用されてるのだが、
打った瞬間に、瞳孔が開くのがちょっと不思議。
ヘロインってこんなに即効性があるの?

堕ちても美しいジェニファー・コネリーも見逃すな
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by myums | 2005-05-05 21:26 | 映画・海外ドラマ や・ら・わ行  

心温まるマリファナ映画『Saving Grace』

トラックバックカテゴリ:映画・ドラマ
生きてるうちに一度は見といた方がいいぞって映画。
その名も『Saving Grace』

舞台はスコットランド。←アイルランドかもしれない。
スコットランドってどこ!?
と思った人。
ズバリ、地理は嫌いですね。
ええ、私もです。
どうやらイギリス北部にあるようだ。
1つ勉強になりました。

舞台である、スコットランド(またはアイルランド)の田舎町は、
海と山と緑に囲まれており、とにかく長閑。
住んでる人々も、イイ感じにホゲ~~~~~っとしてる。
主人公のグレースは、町の人々に愛される、
とってもお上品なおばあちゃま。
映画は、主人公のグレースが
未亡人になるところから始まる。
彼女の旦那っつーのが、やっぱりホゲ~~~っとした人で、
グレースに莫大な借金を残して逝っちまう。

と、ここまでは、結構どーでもいい。
アホ亭主の残した借金を返済するために、
グレースが取った手段。
それはなんと、

マリファナ大量栽培。

ぶっ飛んでます。

グレースがそんなことをしているとは露知らず、
近所のオバアチャマ3人組みがやってきて、
大量のマリファナを発見!
でもオバアチャマは、それをハーブと勘違い。
「紅茶に入れてみましょうよ」
と、マリファナ・ティーパーティーを開催。
その後のオバアチャマたちの行動は・・・、
おもしろすぎて言えない!!

今まで一度もマリファナを吸ったことがなかったグレースも、
マリファナ栽培に精を出してるうちに、
「吸ったらどんな感じになるんよ、それ」
という好奇心が芽生える。
相棒の青年マシューと一緒に、
海の見える草原(崖だったかも。いや、浜辺?)で、
人生初の、スモーキング。
次第に、全てが面白くて、嬉しくて、
この世はハッピーハッピーハッピッピになってくる。
そんな自分が、おかしくて、お腹を抱えて
ケラケラ笑い転げるグレースとマシュー。
2人とも、子供のように無邪気で、可愛らしい。
私は、このシーンが1番良かった。

ネタバレしたくないので、これ以上はお楽しみにしておくが、
終始、笑えるエピソードの連続。
あまりに笑ったので、ラストシーンを覚えていない。
どんな終わり方だったっけ?

同じスコットランドの映画で、
『トレイン・スポッティング』というドラッグムービーがあるが、
あっちが若者の青春なら、
こっちはバア様の青春だ。
まさに、「青い」。
ここまで、ホノボノしたマリファナムービーが未だかつてあっただろうか。
いや、ない!!

しかーし、まことに残念ながら、
『Saving Grace』は、日本未公開のよう。
2000年に公開されて、ゴールデングローブ章も受賞して、
世界各国で公開されているのに、
日本未公開。
残念すぎ・・・。
ほんと、いい映画なのに。
いつか公開してくれることを祈って、
Blogに書いてみた。

Amazon(英語)

マリファナ映画代表『Cheech&Chong』。君たちは吸いすぎです。
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by myums | 2005-02-25 23:29 | 映画・海外ドラマ さ行