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God grew tired of us

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久々にズキューンときたドキュメンタリー映画を見ました。
『God Grew tired of us』。


突然起こった内戦のために自国スーダンを脱出し、ケニアの難民キャンプで暮す少年たちを追ったドキュメンタリーです。ほどなくして、この少年たちは、アメリカ政府に保護され引き取られていくのですのですが、大国アメリカでの彼らの生活を追っているところが、このドキュメンタリーのおもしろいところ。

生まれてこのかた電気すら見たこともないような少年たちが、いきなり先進国アメリカで生活することになるのですから、そりゃもうカルチャーショックの連続ですよ。
白人いっぱいの空港で目を真ん丸くして立ち尽くし、機内食の四角いバターを食べて、「うげー。石鹸の味がするー!」と大騒ぎしたり、エスカレーターや電気のスイッチにビックリしたり。


私たちにとってはもはや文明の利器とすら感じていない当たり前のことですが、彼らにとってはまる魔法の国にでもやってきたような感覚なんでしょうね。
私からしても、クラッカーをコーヒーメーカーに入れて叩き潰して、お湯を注いで食べてる彼らは、まるで別の世界の人たちのように感じました。同じ地球という星に住んでいる同じ人間なのに、不思議なものです。

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そんな驚きのアメリカ生活も3ヶ月を過ぎたころ、彼らは次のステップに進みます。働くのです。アメリカ政府だっていつまでもタダでアメリカに居候させちゃくれません。朝から晩まで働いて、慣れないアメリカでの生活に疲れ、精神状態がおかしくなってしまう少年もいました。

でも、彼らの思いはただ1つ。
「働いてお金を稼いで、ケニアキャンプの仲間を救いたい。そしてスーダンに置いてきた家族を救いたい」

アメリカで稼いだお金はアフリカの貨幣価値に換算したら大金です。自分が家族と国を救うのだと、みんな一生懸命に働きます。

だけど現実はなかなかうまくいきません。
アフリカに送金したお金が間に入った業者に盗まれてしまったり、一向に家族と連絡がとれなかったり、アメリカ人に相手にしてもらえなかったり・・・。
そう、アメリカ人はスーダンの現状を知らないのです。それどころか、「アフリカ人は森に住んでる」なんて思われたりするのです。

アメリカ人の意識を変えるにはどうしたらいいのか。
スーダンの現状を訴えるにはどうしたらいいのか。
家族を救うには、なにが必要なのか。
俺たちにできることはなんなのか。

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少年たちが語るエピソードは、1つ1つが衝撃的なのですが、中でもスーダンを追われた直後の話には心が痛くなりました。

彼らは生きる場所を求め、なんと5年間もアフリカの大地を歩き続けたのです。食料もなくガリガリにやせ細った姿は、まさしく私たちがテレビで見て知っているアフリカ難民そのもの。

「飢えて死んだ仲間を土に埋めながら歩いたんだ。本当につらくて悲しかった。でもそうするしかなかったんだ」

想像を絶する体験です。
でもそれだけのことを背負っているからこそ、彼らはこう言えるのです。


「生まれてこなければ良かったと思う日もある。神は私たちを見放したと思ったこともある。だけども、家族を救いたい。スーダンを平和な国に戻したい。そのためにできることを、すべてやるしかないんだ」

いつでも希望を持ち、前に進み続ける彼らの逞しさは、アフリカの大地が与えてくれたのでしょうか。私たちも彼らから学ぶものがたくさんあります。
色々なことを感じ、考えさせられた映画でした。
みなさんも、ぜひぜひ見てみてください!
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by myums | 2007-08-31 00:20 | 映画・海外ドラマ か行  

オーシャンパシフィックピース

最近やっぱ、これかなー。

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←画像クリックで動画へ。


好き嫌いがはっきり分かれます。


でもそんなの関係ねえ!


おっぱぴ~。
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by myums | 2007-08-15 23:39  

それじゃあ仕方ないと思った瞬間

日曜日の朝、いつまでも寝ているBooに、「ねー、起きてよー」というと、

「うーん・・・・、目が起きないよー」

だって。


かわいいっ!
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by myums | 2007-08-12 13:13 | 国際結婚とカナダ  

お盆を英語で言うと・・・

ある日のBooの疑問。

「お盆って何?」

うーん、そうねー、言うなればハロウィーンジャパニーズバージョン?

という私の答えには満足できなかったようで、自らネットで調べ始めたBoo。しばらく調べていたと思ったら、突然膝を叩いて言いました。

「あぁ!ボンフェスティバル のことかー!」


ボンフェスティバルって、おい!!


思わずツッコミましたが、英語では本気でボンフェスティバルっていうみたいです。

Wiki

なんかずいぶん陽気だな~。
ご先祖様がサンバでも踊りながらやってきそうだよ。

まあ、それもそれで楽しそうだから、いっか。
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by myums | 2007-08-11 02:25 | 国際結婚とカナダ  

善き人のためのソナタ

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Booが名古屋出張中のため、ドイツ映画見ました~。

ベルリンの壁崩壊前の旧東ドイツを描いた、『善き人のためのソナタ』。
映画自体の出来どうこうより以前に、国民全員がシュタージュという国家組織によって徹底的な監視下に置かれているっていう、旧東ドイツの体制がまず衝撃的でした。
そして少しでも反体制の疑いがかけられたが最後、秘密裏に家中に盗聴器をしかけられて24時間監視されるのです。そして証拠があがれば拷問のような取調べを受け投獄されちゃう。

いつどこで誰が何を聞いているかわからないので、人々は常に発言に気を配り、余計なことは話しません。たとえ恋人であろうとも家族であろうとも、互いに密告し合って自分の身を守る。

ほんの17年前まで、東ドイツはそんな国だったです。
その事実に驚愕しました。

たったの17年前ですよ?
私がカンチだリカだのとトレンディドラマにうつつを抜かしていた頃、ドイツでは表現の自由も言論の自由もまったくない時代が訪れていたわけです。同じ地球上で同じ時を刻みながら、しかも生活レベルは大差ない国同士なのに、この違いはどうでしょう。

1989年のベルリンの壁崩壊がドイツ人にとってどれだけ大きな意味を持っていたのか、この映画を見て初めて知ったような気がします。あれこそ、まさに世紀の歴史的瞬間だったのですね。


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映画としても、なかなか良かったです。社会派だけど小難しくないし、体制側の人間であるヴィスラーが、劇作家のドライマンを監視し続けるうちに、人間としての一個人に目覚めていく姿は静かながらも胸に迫るものがありました。

監視される側のドライマンと芸術家仲間の反骨精神には、エールを送りたくなりました。クリエイターはいつの時代もアウトローな存在。社会主義にドロップキックなわけですよ。

そしてそして、なんと言っても、ラストシーンが素晴らしい!

2時間以上の淡々とした物語なので正直ちょっとつらかったのですが、このラストシーンを見たら、そんな不満はぶっとびました。

なんと心憎い演出!

目頭が熱くなったよっ!
ドイツ映画って、やっぱりいいですね。


✼おまけ✼
ヴィスラー役の俳優さん、7月22日に胃がんでなくなってました。54歳だって。
映画の中では体制側の人間を演じていたけど、実生活では10年以上の間、シュタージュに監視されていたんだそうです。しかも密告いていたのは、自分の奥さん。

旧東ドイツの人間は、この映画をどう見たのでしょう。目を背けず、まっすぐと受け止められるまでには、まだ時間がかかるのではないかと思います。
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by myums | 2007-08-11 01:18 | 映画・海外ドラマ や・ら・わ行  

Boo、名古屋に出張

タイトル通り、Booが火曜日から名古屋に出張中です。
名古屋か~。みそかつか~。手羽先か~。名古屋城か~。

名古屋って行ったことないから、これくらいしかわかんないや。

「名古屋行ったらコレ見とけ!!」ってなものあります?
みなさん、おすすめあったら教えてください。

Booが、最終日にちょっとでも観光したいらしいので良いところあったら情報モトムです(そう言えば、情報キボンヌってもう言わないねー)。

明日の夜は女友達とギャルズナイト~。
楽しみ楽しみっ(^ー^* )フフ♪
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by myums | 2007-08-09 01:44 | 国際結婚とカナダ  

やさしくキスをして Ae Fond Kiss

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ヴェラ・ドレイクのDVD新作情報で見て触発された映画です。

人種と宗教の壁に悩む恋人同士の物語。
国際結婚してる私としては、やっぱり気になるテーマですよ、こりゃ。


舞台はスコットランドのグラスゴー。
キリスト教カソリック学校で音楽教師をしているロシーンは、パキスタン移民2世のカシムと出会い、急速に恋に落ちます。
ラブラブで幸せイッパイの毎日を送っていたロシーンですが、ある日カシムから、「実は両親が決めた婚約者いるんだ」と告白されるのです。

「はあ?ふざけなんよ!!」とブチ切れるロシーンに、「君の事は誰よりも愛しているけど、これはイスラムのしきたりなんだ」と一生懸命に説得するカシム。


パキスタン人であるカシムは敬虔なイスラム教徒であり、異教徒との結婚は許されていないのです。もし、カシムがロシーンとこのままつきあっていくとしたら、それは家族やイスラムとの絶縁を意味することになるのです。

でもロシーンはそんなカシムの苦境を理解してくれません。「愛し合ってれば人種も宗教も関係ないべ!そんなことで家族と絶縁なんて信じられない!」の一点張り。


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確かにね、ロシーンの言うことは分かるよ。私もロシーンの意見に賛成だよ。でもねー、宗教ってのはそんな簡単な問題じゃないんですよ。宗教って彼らにとっては、文化であり誇りであり、アイデンティティーなわけですよ。

本当に愛してるなら、ロシーンはそこのところをもう少し理解してあげてもいいんじゃないかなー。ロシーンは自己主張が激しいだけで、歩み寄りがない感じ。

「自由奔放な白人女にほだされたって、後で捨てられるのがオチだぞ。そうなったときお前はどうするんだ。何よりも大切なのは家族と自国文化の誇りだ。お前はそれを捨てられるのか?」っていう友人の言葉に揺れるカシムの気持ちも分かるよ。ロシーンの愛って、「明日は消えてなくちゃってるかも~」って感じするもん。

先のことなんて分からないっていう普通の恋愛したいなら、カシムのような敬虔なイスラム教徒と付き合っちゃダメでしょ。もしくは彼と協力して、彼の家族やイスラムのコミュニティーを納得させなきゃ。


カシムの描写もいまひとつでした。
「アイデンティティーを失うツラサが君にわかるか!?」と、何度も何度も言ってた割りに、拍子抜けするほどアッサリ家出しちゃうし。カシムの家出ってのは、家族にとって一大事なんだから、どんな修羅場が繰り広げられたのか、そこを見せて欲しかった。そしたら後の展開にも、もっと味が出たのに。


全体的に、この映画に出てくる人すべての気持ちが一方通行で、みんな前しか見てない感じでした。揺れ動いたり、相手の事情を思いやったりしないので、ストーリーが一向に交わらない。異文化共存したければ頑固じゃいかんってことですね。
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by myums | 2007-08-08 17:58 | 映画・海外ドラマ や・ら・わ行  

Booの書いた手紙を翻訳した

Booがとても大切な人へ手紙を書きました。
でもその人は英語が読めない日本人の人。
Booも日本語が書けません。

そこでBooの提案。

「俺の書いた手紙をMyumsが翻訳してよ」

うん、いいよー。と気軽に引き受けたのはいいものの、Booが大切な人へ心を込めて書いた手紙。これは、気合を入れて翻訳せねば。

最初はちょっとプレッシャーを感じて、なかなか筆が進まなかったのですが、言葉を探しながらふと気づいたのです。

「翻訳ってのは、ただ単に英語を日本語にすることではなく、書いた人の心を汲み取って、それを日本語で表現してあげることなんだ」

英語と日本語というのは、ニュアンスがかなり違います。
だから英語をそのまま日本語に訳すと、何が言いたいのかいまひとつ分からない文章になってしまうのです。

英語って言うのは説明くさい言語なのか、最初にバーッと日本語に訳した手紙を読み返したら、すごい堅苦しい上に、回りくどい。

これじゃ、手紙じゃなくてエッセイだよ・・・。

ということで、一度英語という意識をとっぱらって、Booになりきってみました。訳すことより気持ちを伝えることを優先にして、Booの気持ちを色々聞きながら書いたら、言葉がたくさん溢れてきてスラスラと書けるじゃないですか。

伝えたい気持ち。
これこそ手紙ですよね。

Booと私の気持ちがたくさんこもった手紙ができあがりました。

この心が、あの人に伝わることを願って・・・。
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by myums | 2007-08-03 00:16 | 国際結婚とカナダ