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サーフズアップ、ハッピーフィート、ダイハード4

最近、ちょこちょこ映画を見ました。その感想をまとめて、ぱっと。

✿『サーフズ アップ Surf's Up』


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サーフィン世界一を目指すペンギンCodyの物語。ソニーピクチャーのアニメーション第2弾です。人間がまったく出てこないペンギンの世界のお話なんだけど、それが逆にペンギンを人間っぽく見せてて、おもしろかった!
ドキュメンタリー形式になってるのも良かったです。ストーリーは単純だけど、大人も楽しめるアニメでした。
それにしても、アニメーションの進化って本当にスゴイ。毛艶も波も本物以上に美しい。驚きです。
 

『ハッピーフィート Happy Feet』

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またまたペンギン物アニメーション。
同じペンギン物でも、こっちは怖かったー。サーフズアップペンギンも結構リアルだったけど、ハッピーフィーのは、そんなの比にならないくらい、リアル。
赤ちゃんのときはもふもふしててかわいいけど、大人ペンギンが、こわい!!
鋭い目つきと長いくちばし。それにみーんな同じ顔してるから、どれが誰かわからない上に、ペンギンが大量すぎ!恐ろしい顔したペンギンが大量に群れてる姿は、もはやホラー。
子供みたら泣くよ、これ。
声優に、ロビン・ウィリアムス、ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマンにブリタニー・マーフィーと、ハリウッドスターが揃ってるので、誰がどのキャラの声なのかあってこするのが楽しいです。
前にもちょっと言ったけど、ブリタニー・マーフィーはやっぱ歌うまい!


『ダイ・ハード4 Die Hard 4.0』


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いうまでもなく、ブルース・ウィルス主演のアクションムービー。
今回も、すごいです。
車はぶっ飛んでくるわ、大爆発するわ、ハイウェイを倒壊させるわ、ありえないアクションぶり。でも、ブルース・ウィルスは絶対死なない。
『24』のゴージャス版って感じでした。
なんつうか、まあ、こんなもんでしょ。

マット役の男の子、『The Break-Up』『ドッヂボール』にも出てました。こんな大作に出演するまでになったのかぁ。がんばってるな~。


はい、つうことで、3作まとめてお送りしました。
最近、これ!っていう映画がないな~。
どれもそこそこおもしろいんだけど、「やられたー!」って感じる作品に出会えない・・・。大体1年に1本はそういう映画あるんだけど、今年はまだ。そろそろガツン!とやられたいものです。
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by myums | 2007-07-31 00:43 | 映画・海外ドラマ さ行  

ハッスル&フロウ Hustle & Flow

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『ハッスル&フロウ』という黒人映画を見ました。

主人公Djayは、しがないピンプ。子持ちのストリッパー、おバカな金髪娘の売春婦、妊婦(元はDjayの抱える売春婦だったのかな?)の3人と一緒に貧乏生活を送っています。
昔はラッパーになるという夢を持っていたのに、今では、金髪娘を助手席に乗せて道端で客引きをする毎日。家に帰れば女たちとケンカが絶えず、子供は泣くし、女も泣くし、夢も希望もあったもんじゃありません。

そんな薄汚い人生に飽き飽きしてたDjayは、ある日同じ街出身の人気ラッパー、スキニーがメンフィスで凱旋公演を行うことを知り、昔の夢を思い出します。

「この腐った人生を変えるには、俺もラッパーになるっきゃないぜ!!」

果たしてDjayは、夢をかなえることができるのか・・・。


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ピンプがラッパーを夢見るなんて、黒人映画にはありがちな設定かもしれないけど、黒人映画自体をほとんど見ない私にとっては、なかなか新鮮でした。

Djayが、腐った人生を生きててもすれてなくて、情の深いヤツなのも良かったです。自分の抱える女たちのことをちゃんと大切に思ってて、「こいつらのためにも、この生活を抜け出さなきゃ」なんて感じで、微笑ましい。この人のどことなくとぼけた雰囲気が、映画を明るくしてます。

旧友や女たちの助けを借りて、みんなでレコーディングに奮闘するところなんて、テンポもよくて、まったくダレルところなし。キャラもそれぞれしっかり立ってたし、音楽もカッコイイ!Djayの曲「It's Hard Out Here for a Pimp」、耳に残る~。HIPHOPやラップを全然知らない私でも、十分楽しめました。

オフィシャルサイトによると、Djay役のテレンス・ハワード本人がラップしてるらしいです。吹き替えじゃなかったんだ~。スゴイ!

Djayの曲はこちら⇒ココをクリック。映画の雰囲気も味わえるよ!

たまにはこういう映画もいいな。
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by myums | 2007-07-25 00:17 | 映画・海外ドラマ は行  

関わる

高校時代の親友と久々に飲みました。
今では年1回くらいしか会わなくなっちゃったけど、やっぱり彼女のことめちゃめちゃ好きだな~っ。すっごい楽しかった!

彼女と出会ったのは、もう15年も前。
どしゃー。そんな前かい!

彼女と出会ったことで、私の人生は楽しくて明るくなりました。
彼女と関わったことが、私の人生の一部を形作ってるんですよねー。

彼女だけじゃなく、私がこれまで関わった人、今現在関わっている人、これから関わっていく人、全員が私の人生の一部を形作っていくんだなあ。

でも、私が自分の人生で一番関わる人は誰だろう。
うん、それは自分。
生まれてから死ぬまで一生ずーっと関わっていくんだ。

自分とも周囲の人とも、たくさんたくさん関わって人生を造っていきたいな。
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by myums | 2007-07-24 01:28  

the BANG GANG djs @UNIT

先週末、DEX Pistolsが回すってんで、UNIT行ってきました~。

2週連続DEXだぁ~。わーい。今夜もガンガン踊るぜ~。

と喜び勇んで出撃したまでは良かったんですが、UNITに入るとなんだかいつもと違った雰囲気。お客さんがかなり若い。そして、パステルカラーの乙女風ファッション・・・。外人さんはみんな80年代ファッション。DEXが回すから、「踊り倒すぜ!」って感じの元気いっぱいな人が多いかと思ったのに。

うーん。
小首をかしげながらメインフロアへ行くと・・・、

なに、コノ音!

超エレクトロじゃん。

U2とかマドンナはまだ許すけど、ブリトニー・スピアーズって!?

私はコノテの音がひじょーに苦手。
とても踊れない・・・。
でも、とりあえず次は、オーストラリアからお越しのthe BANG GANG djsってアーティストだから、彼らまでは待ってみよう。ということで友達と地下のバーで時間を潰すこと2時間。

つらかった・・・。

たかが2時間がこんなに長く感じるとは。
踊りたくて仕方ないのに、それを抑えながら待つ2時間。拷問です。
なんとか気持ちを高めようと酒を飲んだり、頑張って踊ったりしてみたものの、やっぱダメ・・・。この世には、気持ちをなえさせる音ってのが存在するということを確信。

待って待って待って待って、やーっとthe BANG GANG djsのご登場!

たのむー!!
お前たちだけが頼みの綱なんだ!
こんだけ待ったんだから、私を躍らせてくれ~。

祈るような気持ちでフロアへ向かうと、ん?ちょっといい・・・かも?
っていうか、さっきのDJさんよりは全然マシ!かも?
んー・・・。やっぱだめ!かも・・・?

なんだかよくわからないけど、とりあえず踊ってみました。
だって、もったいないでしょ!せっかく来たのに!

序盤はちょっといいかな~って思えた音でしたが、徐々にまたあのエレクトロへ逆戻り。

もう、かんべんしてくれ~。

結局、DEX PISTOLSを聞くことなく、UNITを後にしたのでした。
惨敗・・・。

あの後DEXがどんな曲を回したのか、ちょっと気になるところ。エレクトロだったのかなぁ。
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by myums | 2007-07-24 01:08 | 音楽・Party  

中越沖地震で思い出した海外在住のリスク

本当にビックリしました、中越沖地震。
仕事から帰ってきたBooに「今朝大地震があったんだよ!」と聞いて、あわててTVをつけると、そこには凄まじいまでの災害の様子が映されていました。
ぺしゃんこに潰れた家々、瓦礫の山で救出作業にあたる救助隊の人々、非難した住民たちのぐったりとした顔・・・。

原発から昇る黒煙を見たときには、肝を冷やしましたよ。鎮火されたと聞いて心底ホッとしました。


新潟って、つい数年前も大地震がおきましたよね。その時私はバンクーバーにいました。「Myums!日本が大変なことに!」という声にあわてて階下へ行くと、Booのお父さんが「大地震だ!」といいながら新聞を渡すじゃないですか。私の目に飛び込んで来たのは、無残な姿と化した町の写真。

その瞬間、私の心拍数は一気にあがり、頭の中が真っ白に。

「ウチの家族大丈夫かな!? お父さん、妹!従姉妹!おばさん、おじさん!従姉妹の旦那と子供!!Boo~、どーしよー!!」

軽くパニック状態。

だって、コノ時点では日本のどこで大地震が起こったのか、知らなかったんですもん。とっさに東京だと思ってしまって。


普段は読みもしない新聞も、このときばかりは辞書片手に頑張って読みましたよ。被災地が新潟県だと知ったときには、あー良かったー、と思いました。

そんな風に思うのは非常に自己中ですが、東京じゃなくて良かったーと胸をなでおろしたのが、正直な気持ちです。もし、自分の家族が被災して大変なことになっている時、連絡をとることはもとより、満足な情報すら得ることもできないカナダにいたら、もう心配で心配で何も手につかないと思います。

このとき、私はホッと胸を撫で下ろした側でしたが、新潟県出身の海外在住者はみんな心臓が痛くなるくらい不安で心配でたまらなかったことでしょう。そして、今回の中越沖地震でも。


災害だけじゃなく、事故や病気でも、”もしも”の時に飛んでいけないってのは、海外在住のツライところです。


今回の大地震の後、バンクーバーの友達やBooの家族から、「日本で大地震あったって聞いたけど、BooとMyumsは大丈夫なの?!」って連絡もらいました。北米でも大きくニュースになってるみたいですね。

一分一秒でも早い復興を祈るばかり・・・。
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by myums | 2007-07-18 00:30 | 国際結婚とカナダ  

DUAL @womb

13日(金)にBooとWombへ行ってきました。
Booと2人っきりのClubbingなんて、あまりに久々すぎてちょっと変な感じしたけど、In the end、すっごい楽しかった~!


12時頃にwombに到着。
まずはお酒を飲みながらダラダラっとクラブ内を徘徊。メインフロアではTECHRIDERSって人たちがプレイしてました。その名の通り、Techyな音でした。私にはちょっとTECHすぎたかな。



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まだ早い時間のフロアを見て、「今日空いてるねー」なんて喜ぶBoo。でも、今日は大沢伸一の新イベントだから、彼のプレイが始まる頃には絶対混むよ、という私の予想通り、大沢伸一の登場とともにフロアはいきなり超満員。

気づいた時には、押し合いへし合いのイモ洗い状態になってました。


大沢伸一って初めて聞いたけど、良いね。
ガツンとくる!って感じじゃないけど、キレイでタイト。センスいいな~。
「Star Guitar」で踊ったのなんて、超久々だったし!名曲は、時代が変わっても名曲だわ~。
かなりアガリました。


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そして午前3時。
さあ、今夜の私のメイン、DEX PISTOLSの登場!!Yahoo!!v(≧∇≦)v

こっからはガッツンガッツンいかせてもらいますよー。
ぶっといキックに、RapやらRockやらNu-Skoolやらのっかて、男気たっぷりの音に大興奮。つなぎもMIXも関係ねえ!とにかく盛り上がれー!!
ってな感じで、お世辞にも上手とはいえないはちゃめちゃなプレイでしたが、DEXはそれでいいのです!すべてを勢いでカバー。
その上どの曲も私好みなのです~。
高校生のとき聞いてたUS3の「Cantaloop」なんか回された日にゃあ、心掴まれまくり。名曲は時代が変わっても色あせないわ~。
これまたかなりアガリました。

それにしても、DEXが登場した途端にフロアが空いたのにはちょっと笑っちゃいました。やっぱりみんな大沢伸一目当てだったってことね。でも人が空いてガツガツに踊れるのが、むしろ嬉しかった!
DEXはそんなに有名じゃないけどコアなファンがついてるので、フロアの前のほうはかなりお祭り騒ぎになってました。それを後ろから見てるのもまた楽しかったし。Wombが、いつもこの程度の混み具合だったらいいのにな~。


というわけで、Booと2人で楽しく酔っ払って元気に踊って、色んな話をして、かなり濃い~時間を過ごすことができました。2人っきりのClubbingもたまにはいいねっ。


ところで、今回とあるイギリス人の男の人と知り合ったのですが、彼のイングランドアクセントがやっぱりむずかしかったー。ところどころ分かるけど、ところどころわからない。会話全体としては、さっぱりわからない。
でもイングランドアクセントは、セクシーだわ~ (>▽<)

っていうか10月にロンドン行く予定なのに、こんなんで大丈夫か、私・・・。
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by myums | 2007-07-17 00:06 | 音楽・Party  

5年目の真実

Booはカナダ人です。でも、イギリスとオーストラリアとドイツとアイルランドの血が混ざったカナダ人です。混ぜすぎだろって思いますが、白人はみんなそんなもんです。

で、ある日そんな話題になったので、聞いてみました。

「Booはイギリスとオーストラリアとドイツとアイルランドの血が混ざったカナダ人だよね?」

するとBooはこう答えました。

「ううん。アイルランドじゃなくて、ノルウェーの血だよ」


ノ、ノルウェー!?



まったく初耳で、しかもなぜかアイルランドだと勝手に思い込んでた私はビックリ。


Booにも「どっからアイルランドが?」と(あきれ気味に)聞かれたのですが・・・、分かりません。白人には大概アイルランドの血が混じってるというイメージだったのです・・・。


ノルウェーだったかぁ。Booのヒョロ長体型はもしやノルウェーの血かもしれない。とまた勝手にイメージで決め付ける私・・・。


それにしてもBooと知り合って5年以上が経過するってのに、まだまだ知らないことがいっぱいあるみたいです。
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by myums | 2007-07-11 23:45 | 国際結婚とカナダ  

お帰りBoo

昨日、Booが香港から帰国しました。
5日ぶりに会ったBoo、やっぱかわいい~(/▽\)きゃー♪

誠実だし優しいし、素直だし、おもしろい!!
好き好き~ ・:*(〃∇〃人)*:・

という具合に、私のほうはラブ度急上昇だったのですが、Booのほうは私たちの関係にまだ少し不安があるようです。

「でも、Try し続けたいよ」って言ってくれたのですが、Booをこんな不安な気持ちにさせちゃったのは私のせい。これからは愛情をいっぱい示して、Booを安心させてあげなければ!
私もBooと一緒にTry し続けよう。


今回離れてみて、相手の大切さを改めて実感できました。それは良かったのですが、本当は、離れていなくても相手を大切にできるようになりたいです。愛に慣れすぎて当たり前になったらいけませんね。

そんなこと頭では分かっていたはずなのになー。
恋愛に関してはなかなか学習できません。
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by myums | 2007-07-11 23:06 | 国際結婚とカナダ  

ヴェラ・ドライク Vera Drake

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Booのいない今こそ、英語以外の言語の映画を見よう!
と思ってレンタルしてみたら、イギリス映画だった・・・。
まあ、それは置いといて。

1950年代のイギリス。
金持ちのおうちで家政婦の仕事をしてるヴェラは、素敵な旦那様とやんちゃで賢い息子、暗ーいけど優しい娘に囲まれて幸せに暮しておりました。
ヴェラは困ってる人を見ると放っておけない人間で、道端で会っただけの他人でもディナーに招いて温かくもてなしちゃうような人。
周囲から宝石の心を持った女性と言われるヴェラでしたが、実は誰にも言えない重大な秘密を抱えているのでした。

その秘密とは、堕胎手術。

手術って言っても、石鹸を溶かした水を子宮に注ぐだけ。
そんなんで本当に赤ちゃんおろせちゃうの?!
ちろん違法だし、キリスト教の国でしょ?宗教的にあり得ないんじゃない?


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映画前半は、決して裕福ではないけれど幸せなヴェラとその家族のほのぼのしたエピソードが続きます。みてるこっちもほんわかした気分になるくらい、可愛らしい家族です。そして、中盤、幸せに浸りきっているヴェラに捜査の手が伸びてきて、映画は哲学的な雰囲気に変わります。


産めない状況であっても堕胎は許されない時代。困りきった女性を見てみぬふりできず、違法であっても宗教にそむいていても、「困った人を助けることは正しいこと」と信じ切り、無償で堕胎をし続けたヴェラ。しかも自分でも思い出せないくらいの長い期間に渡って。


何が正しいことで、何が正しくないことなのか。


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うーん。
ストーリーもいいし役者の演技は最高だし、すごくいい映画でひきつけられて観たんだけど、後味が悪いな。答えがないのはいいんです。明確な答えなどないテーマですから。でも救いがないのはヤダナ。

それに、ヴェラって人間に感情移入できかったのも、私の中で評価が下がった要因。「いい人」なのかなぁ、ヴェラって。違法だから悪いっていうんじゃなくて、「私がやらなきゃ。私しかできない」っていうヴェラの考え方が、独善的な感じがしました。
自分が正しいと思えばどんなことでもしてしまいそうな、そんな危うい感じを受けたのです。


観る人の価値観によって、かなり差の出る映画だと思います。
家族のキャラがそれぞれ良かったから、もっと掘り下げてくれたら良かったのにな。

それにしてもヴェラって、市原悦子じゃない!?
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by myums | 2007-07-10 00:14 | 映画・海外ドラマ は行  

イカとクジラ The squid and the whale

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『イカとクジラ』を観ました。
両親の離婚をきっかけにバラバラになっていく家族を描いた、ブラックユーモアな映画です。

舞台は80年代のブルックリン。
過去の栄光にすがる落ち目作家のお父さんと、新人作家として注目株のお母さん。このお父さんが、とても子供な大人。プライドだけはヒマラヤ級で、負けるのが大嫌い。相手が子供であろうと誰であろうと手加減しないし、一旦怒り始めると手がつけられません。子供の前で、Fuck!言いまくり。
この人、Anger Management が必要なんじゃないだろか。

一方、お母さんも男にだらしない人で、息子のテニスコーチと恋愛関係になったりします。まあ、あんな夫なら、逃げ出したくなる気持ちも分かりますけど。


そんなどうしようもない両親に振り回されるはめになるのが、16歳の長男ウォルト君と12歳の次男フランク君。両親の離婚によって、お父さんとお母さんの間を週に3回ずつ行ったり来たりさせらる生活を余儀なくさせられます。何曜日にどっちの家に泊まるかも、完全に大人の都合で、有無を言わせず決まっちゃうのです。

次男のフランク君がママに会いたくて、パパの日なのにこっそりママ宅(元々自分が住んでた家ですけど)に忍び込みシーンがあるんですけど、それを発見したママは喜ぶどころか、「今夜はパパの日なんだから、だめよ」と明らかに迷惑そう。

すると、そこに2階からフランク君のテニスコーチが乱れた姿で降りてきて、フランク君は、そういうことかと悟るのです。


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長男のウォルト君はと言うと、浮気ばかり繰り返してるママに反発していて、インテリなパパサイドについています。彼は父親と元々が似てるのか、それとも父親を尊敬してるからなのか、他人を上から目線で見下してるところがあります。
周囲から賞賛を浴びるためならズルすることも厭わない。


図書館の本棚や女子生徒のロッカーに自分の精子を塗りつけたり飲酒するようになるフランク君と、ピンクフロイドの歌を自作曲として全校生徒の前で披露してみせるウォルト君。


正直言って、この映画客観的に見ることができませんでした。ウチもこんな感じの家庭だったし、両親が離婚したのも私と妹がちょうど思春期の頃だったから、モロにオーバーラップしちゃって。私も妹も、映画みたいにこんなにあからさまに壊れたりはしなかったけど、やっぱり鬱屈してました。

「こんな家庭に生まれついた私は、最初から運がないから仕方ない」
「親だって所詮人間。勝手にすれば」。
「こんなことよくあること。どうってことない。人生なんてこんなもん」

これが私が小学生の時の人生観。
早くも人生に見切りつけちゃってるなんて、自分ながらにかわいそうな子供です。大人のこと「けっ」って思ってたらから、可愛げもなかったと思います。


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『イカとクジラ』のラストでウォルト君が、「親も所詮は人間なんだ」って悟るわけなんだけど、それって徐々に段階を踏んで、自分も年齢を重ねて、自然にそう思えるようになるのと、状況的にそう思わざるを得ないのとでは、心理的プレッシャーが全然違うと思うんです。

なんだかんだ言って、やっぱり子供は親には親でいてもらいたいし、親からの愛情を当たり前のように感じていたいんです。それって人間の本能だと思います。
それが与えてもらえないと、欠けた部分を埋めようとして奇異な行動をとったり、もしくは向き合うのが怖くて投げやりな態度になったりするわけです。

家庭環境によってその人の一生が左右されるとは思いませんし、それは子供が元々持ってる素質にもよると思います。だけど、人格形成に与える影響は大きいです。そして、それはその子の人生に一生ついて回ります。
親になる人にはちゃんとそこんとこ考えて欲しいです。
自分のことが一番大事な間は、子供作っちゃダメ。


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こういう映画を見るとつい自分の過去とかぶっちゃうんですが、映画としてはなかなかイイ作品でした。特にフランク君役のオーウェイン・クラインが光ってた!フランク君が吐くきったない言葉がウケル!


監督のノア・バームバックの両親も彼が思春期の頃に離婚していて、その経験を踏まえてこの映画を製作したそうです。一つ一つのエピソードにリアルな感情が込められているのは、そういうわけだったんですね~。
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by myums | 2007-07-08 17:22 | 映画・海外ドラマ あ行