<   2007年 01月 ( 30 )   > この月の画像一覧

 

スケボー好き必見!! ロード・オブ・ドッグタウン

c0057810_22524098.jpg

どうせノリがいいだけの青春ストーリーでしょ。
とか思ってなめてた私が間違ってました。


チョーーーーΣd(ゝ∀・)イイヨッ!!


『ロード・オブ・ドッグタウン』 (原題 Lords of Dogtown)

70年代のスケボーブームに革命を起こした少年3人の、実話に基づく物語。なので、ノリノリの青春ストーリーに間違いないんだけど、大人も子供も顔の知れた役者が揃ってて演技バッチリだし、ファッションもかわいいし、ちょっと粒子の粗いざらついた映像も元気イッパイに走り回る少年たちの物語にはピッタリだった。


c0057810_2248205.jpg


役者では、ヒース・レジャーがもう最高!
『ブラザーズ・グリム』『ブロークバックマウンテン』からは想像できないヨレっぷり。
ヒースはサーフショップのオーナー、スキップって役なんだけど、ヨレヨレのロレロで、何言ってても「あろひれろ~ばってんしゃ~、めえ~ん?」としか聞こえない!!
英語字幕で見たんだけど、あれなかったら理解不可能だったね。
映画後半は、仲間が離れていった寂しい男になっちゃったけど、前半のアホ炸裂ヒースは光ってました!


c0057810_22545968.jpg
あとビビッタのが、ジャッカスのジョニー・ノックスヴィルが出てたこと。しかもまた、成金趣味でバカ丸出しの妙ちきりんな役どころってのがいいね。最後の方はなぜか半裸なのがウケました。彼の場合、演技なのか好きで脱いでるのかよく分かりませんね。




c0057810_23121692.jpg


主役の3人の少年たちもかなり良かったです。
特にジェイ役の子が良かった。ていうか、好みだった(〃∇〃)
昔のレオナルド・ディカプリオを彷彿とさせる熱い演技。「スケボーで母さんをこの生活から抜け出させてあげるんだ」というとってもママ思いの優しい少年です。こんな息子がいたら絶対婿に出したくないね。
スケボーの才能もあってみんなのリーダー的存在であったにも関わらず、結局ドラッグディーラーになってしまったのが残念です。ショウビジネスの汚い世界を受け入れることができず、一生ストリートキッズでい続けた。この子が一番スキップに近い感覚の持ち主だったのかなと思います。

どっかで見たことあるなぁと思ったら、『ガール・ネクスト・ドア』に出てました(『24』のキムキムが出てる青春コメディです)。映画自体はあんまり記憶にないんですけど彼の顔だけは覚えてたってことは、やっぱり好きな顔なんでしょうね~。


それから、ステイシー役のジョン・ロビンソンは、『エレファント』に出演してたんだって。『エレファント』見てないんだよね。Booは見たくないって言うんだけど、いつか見たい映画です。
ジョン・ロビンソンって聞くと、どうしてもジュリアナ東京を思い出しちゃうんだけど。


c0057810_0282571.jpg
後半の重要人物シド役の子は、これまたどっかで見たことある。しかも映画じゃなくてテレビ番組で。
ん~ん~。Booと2人で頭ひねって考えたけど、どうしても思い出せなかったヨ(-公-、)シクシク




ところで、私とBooはこの映画が実話だってことを知らずに見てました。ところが、「このステイシーって人、有名なスケボーブランド持ってる人だよ。トニーってのもプロスケーターだし!」というBooの一言がきっかけで、彼らが実在の人物だということに気づきました。
途中、宇宙飛行士がステイシーからスケボーを借りて挑戦するも派手にすっ転ぶというシーンがあるのですが、この宇宙飛行士、実は本物のステイシー。
スケボー好きのBooは、このシーンでかなり盛り上がってましたよ。

c0057810_2311949.jpg


抜群のカメラワークで繰り広げられるダイナミックなスケボーシーンも見物です!水を抜いたプールをハーフパイプ代わりにしてターンやらジャンプやらガシガシかますし、バスの後ろにくっついて右に左に振り子のように揺れながらビュンビュン風を切ってアスファルトを滑っていく。
派手に転ぶシーンもたくさんありますよー。痛いの見るの好きな人、楽しいですよー。


ジミヘンで始まるオープニングもワクワクするし、ローカルたちの波の縄張り争いもおもしろかったし、久々に最初から最後までツボな映画でした。
最後はボロボロ泣いちゃいましたー。

【訂正】宇宙飛行士はステイシーじゃなくて、トニーホークというスケーターだそうです。すみません。間違えてました。コメントで訂正くれた方、ありがとうございました!
[PR]

by myums | 2007-01-31 23:37 | 映画・海外ドラマ や・ら・わ行  

なぜ「今」作ったの? ユナイテッド93

c0057810_16365740.jpg

『ユナイテッド93』(原題 United 93)

2001年9月11日に起きた米同時多発テロ。その日の管制センターでの様子と、ハイジャックされたものの標的にたどり着く前に墜落したユナイテッド93(生存者ゼロ)での出来事をドキュメンタリータッチで描いた映画です。


主人公もいなく、セリフらしいセリフもなく、ハンディカメラで客観的に撮影した映像は、渦中の混乱と恐怖をダイレクトに見る側に伝えてくれました。
特に管制センターや空軍の混乱ぶりは、リアルでした。


朝の離陸ラッシュ。管制官たちは担当の飛行機パイロットと連絡を取り合い、時には怒鳴り声も聞こえてきて、管制センター内は喧騒と活気に溢れています。

ちょっとした連絡ミスが何百もの命を奪う大事故に成りかねない仕事。だから常に緊張感があるのは分かりますが、管制官って毎日こんなにハイテンションで仕事してるんでしょうか。
あまりの忙殺さに、Booも私も目が点でした。


c0057810_17223572.jpg

そこへ、アメリカン11便との通信が途絶えたという情報が入ります。突然途絶えた通信。事故なのかハイジャックなのか、原因は不明。そして次々とほか2機の飛行機と通信が途絶えます。

混乱の渦中にある管制センターに、今度はワールドトレードセンター炎上のニュースが飛び込んできます。モクモクと黒煙を上げるワールドトレードセンター。錯綜する情報に翻弄され混乱の極みに立たされる人々。

一体ぜんたい、何が起こっているんだ。


「テロです」と、思わず教えてあげたくなるくらいその場の混乱と不安がうまく描写されていました。後半のユナイテッド93での出来事よりも、管制センターでの場面のほうが強烈に感じたのは、やはりそれらが真実に限りなく近いからでしょう。


c0057810_17174845.jpg

もちろんユナイテッド93内の描写も鬼気迫るものがあって、緊張感がありました。
印象的だったのは、報復のために命を懸けるテロリストと報復される側の罪なきアメリカ人が、同時に神への祈りをつぶやくシーンです。テロリストはコックピットで、アメリカ人は座席で、神への祈りを絶え間なく口ずさみます。

人種も言葉も信じる正義も違う2人。けれど願いはたった1つ。

「神よ、私を救いたまえ」


ユナイテッド93で何が起こったのか、その事実は私たちには分かりません。けれどコックピットを奪取したテロリストと座席で死への恐怖に怯えていた乗客たちが、同じ人間であることだけは真実なんだなと思いました。


総合的にみて着眼点もいいし、よくできた映画でした。テロリストのリーダー役の人もインテリっぽくてちょっと素敵だったし。死に至るまでの経過を憶測で描くという点では『オープンウォーター』と同じ手法ですよね。あれもハンディカメラで撮影してて、かなり臨場感のある映画でしたね~。


ただ、『ユナイテッド93』という映画を、現実と切り離して見るのは結構難しいかなって気もします。だって未だにアメリカとイラクはもめてますし、9.11が本当にアルカイダの仕業だったのかも謎のまま。現在進行形の事件ですから。
ずっと先の未来に見てこそ意味のある映画だと思います。


✿おまけの感想✿
ユナイテッド93で起こったことは、機内電話や携帯電話から外部に連絡を取る場面以外は、憶測に過ぎません。いくら乗客の一人が「俺たち自身でテロリストをやっつけてコントロールを奪う。Let's Roll!!」という言葉を家族に伝えていても、実際にそれが行動に移されたのかどうかは誰にも(少なくとも一般人の私たちには)知りえないのです。

それなのにユナイテッド93の乗客を、愛国心からテロリストと戦った英雄として称え、「Let's Roll!!」を報復の合言葉のようにしたブッシュ政権が、私は嫌いです。
たとえ、乗客たちが戦ったのが事実だったとしても、それは愛国心からではなく、生き延びたいからにほかならなかったはずです。
[PR]

by myums | 2007-01-31 17:29 | 映画・海外ドラマ や・ら・わ行  

幸せのちから the pursuit of happyness

c0057810_23564538.jpg

ウィル・スミスって特に好きとか意識したことないんだけど、気づくと彼の映画はほぼ見てるんです。なんででしょう。私は彼が好きなんでしょうか。

多分彼の映画って予告編がウマイんです。
見てみようかなって気にさせられる何かがあるんですよ。
今回も予告編の、「ウィル・スミス初の親子共演!!」って言葉につられちゃいました、『幸せのちから』


ウィルの息子っち、かわいい~。
笑ってても怒ってても生意気言ってても、どれもこれもかわいい。寝顔は天使のよう。アフロ頭がこれまたかわいくて、メロメロになりそうでしたぁ。


ウィル・スミスも良かったです。
この人の場合は最初から心配無用ですけど。何やっても器用にこなすし、今回は実の息子相手の父親役ですから。そりゃハマルでしょう。


でも、映画がダメだった!!


c0057810_0012100.jpg




結局何?一攫千金狙ってるクリス(ウィル)が、妻と息子を振り回した挙句に、すっからかんになって妻に逃げられ、金もないのに息子を母親から奪って、トイレで寝かせたりホームレス生活を強いる話じゃん。


大体さ、あんな変な医療器売って儲けようって考えが浅はかだよ。あんなもん売れるかっつうの。ああいうのは、口先のウマイ詐欺師みたいな人じゃないとできない商売でしょ。

その上、フェラーリから降りてきた男性が証券マンだと知ると、よしっじゃあ俺も!って証券会社に入社するわけ。その努力は素晴らしい。それは認めよう。だけど、入社半年はインターンでノーサラリーだっていうじゃない!

その時点で超ド貧乏なのよ。
それなのに半年も給料もらえなくて、どうすんの!!


結局さ、この人って自分が金持ちになりたかっただけでしょ。


そういう父親の姿勢っていうのも、私にはすっごく自己中心的に見えたし、それにこの映画自体も、貧乏貧乏ド貧乏、ずーっと貧乏で、見てて痛々しかった。
そんなに苦しいなら、何でもいいから毎月お給料がもらえる仕事すればいいのに!家族を本当に思うなら、そうすべきだよ。一旦、生活を立て直して、お金をためて、それから証券マンでもなんでも好きなことすればいいのに。


c0057810_013377.jpg



私、自分が貧乏な家庭で育ってるから、貧乏は大嫌い。
ガスも電気も止まって、それが情けなさから日常に変わったとき、人間ってこうやってても生きていけるんだなぁって思った。強烈にお金が欲しかったくせに、「お金なんていらない」と清貧ぶってた。清貧なんて貧乏になったことがない人しか使わない言葉なのにね。
そして、そういう自分も、お金がない貧乏な自分のウチも、大嫌いだった。


そういう自分の過去とオーバーラップしちゃって、この映画に嫌悪感抱いちゃったんです。映画は映画で、私の過去とは関係ないんですけどね、本当は。


クリスが証券会社に入社した後の展開を映画にしたら、おもしろい成り上がりストーリーになったかなと思います。


✿おまけ✿
c0057810_0153933.jpg
『The Fresh Prince of Bel-Air』というシットコムに出演してた頃のウィル。この番組、私がカナダにいたときも再放送してて好きで見てたんだけど、番組名が長すぎて全然覚えられませんでした。


「幸せのちから」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
[PR]

by myums | 2007-01-31 00:21 | 映画・海外ドラマ さ行  

たすけてー!!

c0057810_193581.jpg

↑クリックで拡大。
[PR]

by myums | 2007-01-30 19:04  

マリーアントワネット Marie Antoinette

c0057810_18264544.jpg

『マリー・アントワネット』です。


「ヴァージン・スーサイズ」「ロスト・イン・トランスレーション」のソフィア・コッポラ監督が撮ったマリーアントワネット。史実通りに描くとは思えません。どんな映画なんだろうと思って、オフィシャルサイトを覗くと・・・、

めちゃくちゃかわいぃ~!!***ヾ(≧∇≦)ノ"***

パステルカラーとキャンディカラーが、ほわほわでふわふわでふりふりなスウィート・マカロンの世界。

めちゃくちゃおいしそう~!!



c0057810_17482967.jpg



見る前からガーリームービーだって分かってたけど、見てみたらこれ以上はないってくらいにガーリッシュ。贅沢で怠惰でおばかな宮廷生活、おもしろかった~。

金の刺繍であしらったパステル・ブルーの馬車。その屋根には雲のようにふわふわの羽が生えてて空飛ぶ馬車みたいだし、ピンクのクリームケーキもシャーリングをあしらったふんわりドレスも、ミントグリーンの靴もアクセサリーも、コロンとしたギャンブル用のチップも、ぜーんぶがスウィーツみたい。おいしそう~っ



c0057810_17505637.jpg



マリー・アントワネットと言えば、オーストリアから政略結婚のためにフランスに嫁ぎ、贅の限りを尽くしたフランスの女王。
国民の貧しさを省みず、「パンがないならお菓子を食べればいいじゃない。オーホッホッホ」と言い放ったと言われています。実際にはアントワネットが言った言葉ではないみたいですけど。映画の中でもそのことはチラッと出てきます。

アントワネットとフェルゼンの不倫の恋もチラッ。
フランス革命の話もチラッ。



映画で描いているのは女王マリー・アントワネットではなく、キャピキャピしたお転婆な女の子。そういう意味で、キュートで天真爛漫な感じのキルスティン・ダンストはバッチリですが、フランス王妃としてのアントワネット像を期待して見ると、超つまんない映画になっちゃうので注意です。


c0057810_1825171.jpg

アントワネットは14歳でフランス王子ルイに嫁いだはいいものの、王子はSEXの仕方すら知らないちんちくりんのヲタクだし、服の着替えも1人でさせてもらえないような堅苦しくてバカバカしい王宮のしきたりにため息ばかり。王子とアントワネットがベッドにつくときまで、大勢の家来や侍女に囲まれ「男の子を身ごもるように」なんて言われる。
毎日毎日同じことの繰り返しの日々。

「あーあ、こんなつまんない生活が、この先一生続くのかしら…」

でも、ため息ついてみたって何も変わらない。
だったらこの贅沢を思いっきり楽しんじゃえー!

アントワネットじゃなくったって、そうなりますよね。遊びまくるしか楽しみないんだもん。
美しいヴェルサイユ宮殿の庭園でシャンペンを片手にはしゃぎまわったり、ドレスを仕立てる豪華な布を選んだり、ケーキのクリームを指ですくって舐めたり、不倫の恋にときめいてみたり。

毎日がパーティー。
めくるめく宮廷絵巻なのです。

そして淡いパステルカラーと夕陽のオレンジと芝生の若草色、雲の白や空の青がこぼれおちる映像。本当にキレイです。とろけそうなほどに甘くて、締め付けられるほどに切ない。
期待通りのキュートな映画でした。


でも1つだけ言うなら、アントワネット以外の女性がかわいくない。
キルスティンより美人は起用できないもんね。

c0057810_17583988.jpg



Booにとっては、「ストーリーのない映画」だったみたいです。
そりゃそうだ。思いっきり女の子ムービーだもん。
っていうか、Booが「いやぁん、かわいい~っ」って身悶えたらヤダし。


ちなみにBooは、「マリーアントワネットの名前くらい聞いたことあるけど、フランス王妃だったんだねー」ってくらいアントワネットのこともフランス革命のことも知りませんでした。だからアントワネットの身の上に何が起こっているのか、さっぱりわからなかったみたいです。


でも、もし「ベルばら」を読んでなかったら、私もBooと同じだったと思います。「ベルばら」が大流行して、マリーアントワネットのファンがたくさんいる日本でこそウケル映画なのかもしれませんね。


「マリー・アントワネット」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
[PR]

by myums | 2007-01-30 18:15 | 映画・海外ドラマ ま行  

敬愛なるベートーヴェン Copying Beethoven

c0057810_21462322.jpg

『敬愛なるベートーヴェン』を見ました。

とってもエロティックな映画でした。


腹の肉もたるんだ粗野でもじゃもじゃの中年男ベートーヴェンを演じるのは、エド・ハリス。髪があるから最初誰か分かりませんでした!髪って印象を左右するもんですね。
そしてその元に派遣されてきた、美人のうら若きコピニスト、アンナ。

コピニストっていうのは、作曲家の書いたぐしゃぐしゃの楽譜を、清書する人のこと。映画ではこの清書のシーンをとても丁寧に描いてます。美しく装丁された箱の中から取り出される真新しい万年筆。それが五線譜の上を走るとき、カリッシャッシャッカリッという万年筆特有の音を立て、それ自体が音楽を奏でているようなのです。

自身も作曲家を目指しているアンナは、次々と音符を書き写しながら、楽譜の上で繰り広げられる音の世界に心を浸し没頭していきます。

クラッシック音楽のことはよく分かりませんが、1曲につき何楽章かあって、各章ごとに物語がありますよね。そして全章を通して聞くと、さらに大きな1つの世界観が見えてくるってイメージです。

その世界観を味わいつくしたい。そして私を恍惚の極みまで連れて行って欲しい。筆を止めることができないアンナの表情は、そんな感じにエロティック。

c0057810_21492522.jpg

ベートーヴェンは難聴を患っていたため、人の口元を見ることで何を言っているのか読み取ろうとします。アンナの口元に注がれるベートーヴェンの視線。それに合わせて映し出されるアンナの口元のアップ。
唇の動きがすごくセクシーなんです。
その時のベートーヴェンによこしまな想いがなかったとは言い切れないでしょう。美しく聡明な女性が自分の才能に憧れを抱いてくれているのです。孤独の音楽家が仄かな恋心を抱いたとしても、何の不思議もありません。もしかしたら下心だったかも?まあ、恋心と下心は似てますからね。



そして、『第九』のプレミア。
ベートーヴェンは指揮棒を振らなければならないのですが、耳の不自由な自分に果たしてやり遂げることができるのか。不安と焦燥に駆られるベートーヴェンをアンナが励まします。「私がテンポの合図を送るから。私がついているから、大丈夫」。

ベートーヴェンは指揮台の上からアンナの合図を頼りに指揮棒を振るのです。

始めは必死な雰囲気だったのが、曲の盛り上がりと共にいつしか音の波に身を任せ、恍惚の表情を浮かべるアンナと、それを見つめながら無我夢中で指揮棒を振り続けるベートーヴェン。さながら愛を交し合うベッドシーンのよう。

音のエクスタシー。

これはもう感じたことがある人じゃないと分からないでしょう。
音に飲み込まれ渦に巻かれ漂う心地よさ。
それを表現するのに、歓喜の合唱である「第九」はぴったりだったと思います。長々続くシーンですが、退屈なんてちっとも感じず、ただただ圧巻でした。


c0057810_21525522.jpg

ベートーヴェンはとても寂しがり屋で不器用で子供のようにワガママだけど、どこか放っておけない母性本能をくすぐる部分があるように描かれています。だからアンナも最後まで彼を支え続けた。それもあったでしょう。だけど私は、ベートーヴェンとアンナはもっと深いところ、音のエクスタシーを共有した同士として結びついていたように思います。同じ音のセンスを持つ理解者としてお互いを尊敬し合っていたのだと。


美しき音のエロスに拍手!!


「敬愛なるベートーヴェン」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
[PR]

by myums | 2007-01-29 22:15 | 映画・海外ドラマ か行  

進化系ファーファ

以前にスナグルじゃないよファーファだよ事件はお話しましたが、Booがまたもやファーファを変な名前で呼び始めたんです。


「ファグゥーだよ~」


な、なにその名前!!


「かわいーよー」


かわいくなーい!!


「だって、ファーファとスナグルからぁ。合わせてファグゥ~ヾ(o・ω・)ノ」
(本当はファグルなんだけど、発音的にはファグゥーに聞こえるのです)

えー、ヤダヨォ。ファーファもそんな名前ヤダって言ってるよ!!


「そんなことないもんねー。ふぁぐぅー、ふぁぐぅー、ふぁっきゅー」


どんどん進化するファーファの名前。
ごめんね、ファーファ・・・。
[PR]

by myums | 2007-01-26 22:27 | 国際結婚とカナダ  

白人は全員教会に行くのか

宗教つながりの話でもう1つ。

ウチのおじいちゃんのお葬式でのことです。
お経をあげてくれたお坊さんが説法をといてくれたんですが、その途中で

「そちらに外国人の方がいらっしゃいますね」


いきなりのBoo指名!!


お坊さんの言ってることはまったくわからないが、ガイコクジンという単語に反応し、きょときょとするBoo。笑いをこらえる私。

「お国はどちらですか?」
というお坊さんの質問に、
「あっ、あっ、カナダー」(←なぜか語尾が伸びるのです)
上ずりながらも何とか答えるBoo。


お坊さんは1つうなずくと、私たちに向かってこう言いました。

「白人の方は毎週日曜日に教会に行きます」


カナダとぜんぜん関係ないし!


あまりに強引な話の持っていきかたに、私は笑いをこらえるのにもう必死。


しかもBooなんて、教会にも行かないし、聖書も読まなきゃ祈りも捧げない人です。Booのお母さんはキリスト教ですが、彼女も教会に行きません。そして彼女の旦那さん(Booの義父)はユダヤ教ですが、彼も教会に行きません。

なのにお坊さんたら、「そこに座ってらっしゃるカナダ人の方を見習って、日本人ももっと信仰心を持つべきです」なんて言うんだもん。
もしBooがお坊さんの説法を理解できてたら、多分顔から火噴いてたよ。


白人社会=礼拝って方程式は成り立たないって、お坊さんに教えてあげたかった。
[PR]

by myums | 2007-01-25 16:10 | 国際結婚とカナダ  

Besed on 仏教とキリスト教

「そんなこと言うなんて、Booの来世は虫けらだねっ(●・´艸`・)ププッ」。

なんかの会話でこんなことをBooに言ったんですよ。
虫だよ、虫。けけけー。
って勝ち誇ったように言ってやったんですが、Booは痛くも痒くもない様子です。

「俺、リインカーネーション(輪廻転生)信じてないから」。

輪廻転生の考えはキリスト教にはないから、ピンと来ないそうです。


私も、輪廻転生を丸々信じてるわけじゃないですけど、命が繋がっていくっていう考えは好きです。ロマンを感じます。来世でゴキブリとかになりたくないから、今の人生で良い行いをしておこうって思えるし。


Booいわく、キリスト教では、生きてる間に悪いことをしても、その罪を認め心から反省することができれば天国へ行けるのだそうです。口先だけの反省だと地獄に落ちるのだと。そしてそれを裁くのが神様らしいです。


なるほどね~って思うけど、なんか私にはピンとこないなぁ。
大体神様って1人じゃないと思うし。空にも川にも山にも海にも草花にも、精霊が宿っているって考えのほうが好きだな。森羅万象の神ってやつ。


Booは教会に行ったりしません。
私は勤行に励んだりしません。
宗教を信じるより、自分を信じたい。
それでも自国の宗教が多少なりとも自分に影響を与えてるんだな~と思った出来事でした。

私の場合、手塚治虫の影響かも!?
[PR]

by myums | 2007-01-25 15:24 | 国際結婚とカナダ  

007 カジノロワイヤル

c0057810_17314633.jpg

結婚記念日に見てきた『007 カジノロワイヤル』


途中、寝ました。(ΘωΘ)o.。o○グー


私がこの映画に期待していたのは、人間離れしたアクションと、高級車の爆発シーン、そして標的とのかけひき。ボンドとヴェスパーの恋愛とかストーリーとかはまったくどうでも良かったです。

ヴェスパー役のエヴァ・グリーンという人も私の好みじゃなくて、なんとなくロリの雰囲気を感じてしまったので、それも原因かも。でもエヴァ・グリーンっていう名前は本当に美しいと思う。


ヴェスパーとのディナーシーンで睡魔に襲われた私は、ここで我慢したら後のアクションシーンで寝てしまうかもしれない!と思い、居眠り決行。

そのおかげでアクションとカジノシーンだけは、めちゃくちゃ楽しめましたよ!


c0057810_1727475.jpg


のっけから終盤かと思うくらいのアクション。
ボンドよりも追われてる爆弾テロリストのほうがすごかったです。下見ただけでクラクラしそうな高さの鉄骨をひょひょいっと渡り、あっちの鉄骨からこっちの鉄骨へとピョンピョン飛び移る身軽さには、思わず「ありえね~」と笑ってしまいました。
笑ってたのは私だけでしたが。
足もめっちゃ早いしね。もはや同じ人間とは思えません。

上の写真のように鉄骨の上で腰がひけてたり、大使館の監視カメラに写ってて問題になっちゃったボンドのほうが、まだ人間らしい感じがしたくらいです。

大使館のカメラの件で反省したのか、ホテルに入る場面では靴紐を直す振りして監視カメラをチェックしたりして、そういうところも、007になりたての新米ボンドって感じで好印象。


期待してたカークラッシュのシーンも派手で良かったです。高級車が横転してボッコボコになって爆発する。そんな下克上シーン萌えな私は、「もったいね~!」と言いながら大喜びでした。
残念ながら、高級車が次々とクラッシュ!というシーンはなかったのですが、その代わり、ヴェニスの美しい建物が崩壊するシーンが圧巻でした!
「もったいね~!!」


c0057810_2095082.jpg

カジノシーンもかっこよかったです。
テキサスホールデムはカナダの漢塾でやったことあって(っていうか見てただけ?)、ルールはなんとなく覚えていたのですが、肝心の手を知らない私。「フルハウスって、フォーペアより強くなかったっけ?」なんてBooに聞いてしまいましたが、その程度の知識でも十分楽しめましたよ。
逆にポーカーに詳しい人の方が、アラが見えて楽しめないかも。

カクテルの頼み方とか、カジノの雰囲気を楽しんで見ましょう。


あと、拷問シーンね。あれって必要だったかのしら。素っ裸でエグイ拷問って、『24』を思い出しましたよ。私の見たい映画リストにある『ハード・キャンディ』のことも思い出しました。それにしても痛い。

c0057810_20113389.jpg

このように全体的に見所が満載の映画だったのですが、Booと私の感想は、


「なんか疲れたね」


007シリーズファンじゃないからかな。
とにかく長いんだよね。終わり?と思ったらまだ続く。終わり?と思ったらまだ続く。終わり?と思ったらまだ続く。本当に終わったときには、やっと終わった~!!って解放感を感じたくらい。

あとねー、オープニングがヤダった。
あの歌、あの声、かんべんして。特に「ユーノーマイネェェエエエム!!」って歌い上げるとこ。「いかにも」過ぎるよ~。Cheesy!!


「007 カジノ・ロワイヤル」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
[PR]

by myums | 2007-01-24 17:49 | 映画・海外ドラマ か行