カテゴリ:映画・海外ドラマ ま行( 11 )

 

マイ・ブラザー Brothers

c0057810_2344742.jpg


『マイ・ブラザー』を観ました。

ジェイク・ギレンホールとナタリー・ポートマンとトビー・マグアイアの3人が主演。ジェイク大好き!ナタリー大好き!トビー、苦手!!

トビー・マグアイアの目が苦手。ビー玉みたいで、心が読めない目。ちょっとコワイ。

しかし!
今回は、そんなトビーの目がすごく良かったのです。

兄役トビーは海兵隊。しっかり者で両親からの信頼も厚く、美しい妻(ナタリー)と2人の娘と幸せに暮らしています。
対する弟のジェイクは、銀行強盗で捕まって刑務所に入ってるゴロツキ者。ナタリーからも苦手な相手とされています。

でも兄弟仲はとても良い。
まあ、よくある設定ですね。

そして弟の出所と入れ替わるように、兄が戦地に赴き、その後戦死のたよりが届きます。悲嘆に暮れるナタリーと娘たちを、支えてくれたのが、弟のジェイクでした。
兄の死をきっかけに責任感を身に付け、ナタリーに淡い恋心をいただくようになる弟。夫の死の辛さから、傍で優しく強く守ってくれるジェイクに、少し心が揺れ始めるナタリー。

ぶっちゃけ、そりゃないだろーーー!
旦那の弟だよ。いくら死んだからって、旦那の弟は恋の対象にならないよ。半径狭すぎだって。

まあ、100歩譲って、一瞬ぐらつくこともあるとしましょう。

そこへなんと、トビー兵帰還!!!
しかし、戻って来たトビーはやせ細り、疑心暗鬼の狂気に取り憑かれた瞳をぎらつかせ、以前とはまったく別人になっていたのです。

この狂気の瞳が、トビーにぴったりでした。
太りやすそうな体のトビーが、ガリッガリに痩せてる姿にも驚嘆。

帰還してからのトビーの演技は圧巻です。

ナタリーとジェイクが、徐々に心通わせ笑顔で過ごしてたその時、戦地のトビーは、精神が破壊されるほどの体験をしていたのです。
テレビや映画でしか見たことないような出来事が、自分の家族に起こったとき、その痛みを理解してあげることなんてできないんじゃないだろうか。
あまりにも想像を絶する出来事すぎて、実感できないと思う。

逆に自分の身の上に起こったときだって、もう平穏な生活に身を浸らせることなんてできないんじゃないだろうか。この苦しみは誰にも理解できない、と思うんじゃないだろうか。

戦争を体験していない人が、戦争の本当の辛さを実感できないように。

だからトビーが、苦しくて、誰も信用できなくて、頭がおかしくなってしまったのも、納得できる。だけど、その苦しみを和らげることなら、できると思う。同じ痛みを感じて共有することが無理なら、痛みや苦しみを癒してあげればいい。

実際にはそんな簡単なことじゃないけど、その努力をし続けるのが夫婦だと思し、添い遂げるってそういうことだと思う。

この映画のラストも良かった。白黒はっきりつけない終わり方が、後々まで観る側の心を揺さぶり続けます。じっくり考えさせられながらも、じんわり温かい気持ちになれる、良い映画でした。
[PR]

by myums | 2010-06-25 23:00 | 映画・海外ドラマ ま行  

迷子の警察音楽隊

c0057810_16195777.jpg


『迷子の警察音楽隊』を見てみました。

1990年代のイスラエル。
文化交流のために招待されたエジプトの警察音楽隊がたどり着いた地は、砂漠の中の辺鄙な田舎町。招待された身だってのに出迎えもないし、どうなってんの!? と思ったら、間違えて名前の良く似た別の町に迷い込んでいたことが発覚します。
ホテルもなけりゃ、バスも終わってる。
こんな田舎でどうすりゃいいの。

途方に暮れる8人の音楽隊メンバーを、助けてくれたのが、親切な食堂の女主人ディナでした。こうして、長年敵対してたエジプトとイスラエル、言葉も通じない同士のギクシャクした一夜が始まるのでした。

何気なく手に取ったのですが、ほのぼのした笑いと、印象的な色彩や言葉がたくさん散りばめられた、とっても楽しい映画でした。
今のところ、今年のマイ・ベスト!
なんと言っても、音楽隊の水色の制服と、乾いた砂漠の黄色のコントラストが素敵。砂漠を背景にたたずみ途方に暮れる音楽隊のシーンを見た瞬間に、「あ、この映画好き」ってイイ予感がしました。

それから、団長さんとディナが夜の町へデートしに行くシーンも、印象的。
全体的に淡い色調のスクリーンの中で、ディナの紅色のドレスが鮮やかに映えて、それが逆にどこかはかなげで、表向きの強さの後ろに隠れてる彼女の脆さが見え隠れするようでした。
赤いドレスと水色の制服で、向き合って、たどたどしい英語で会話する二人。まっすぐな瞳で団長さんを見つめ、色々質問をぶつけてくるディナと、ディナの視線にオドオドしっっぱなで、言葉が続かない団長さん。


c0057810_16204647.jpg



2人が帰る途中のベンチに座ってしばらくお話しするシーンがあるんですが、この場面は本当に素敵。「ここは公園よ。あそこに子供の遊び場があって、後ろには、海が広がってるの。ほら、ちゃんとイマジネーションを使うのよ」。そんなディナの提案に、厳格で頭ガチガチ昭和レトロな団長さんも、少し楽しい気分になってきます。そして、コンサートで指揮するときの気持ちを聞かれて、言葉でうまく表現できなくて、それじゃとばかりに、想像上の指揮棒を振ってみせる団長さん。まねをして指揮棒を降り始めるディナ。
そのときの団長さんの表情が、柔らかくて、幸せそうで。
あぁ、団長さん、心の底から、音楽を愛してるんだな〜って、私まであたたかい気持ちになりました。

団長さんったら、それまで体もガチガチだったのに、いきなり足を組み始めて、ちょっと饒舌に音楽を語ったりしちゃって、とってもかわいい。


c0057810_16311068.jpg



音楽隊ではアラブの民族音楽を演奏してるという団長さんに、ディナが、「警察隊が、どうしてそんな音楽を?」と聞きます。すると団長さんはこう答えます。

「それは、なぜ人に魂が必要なのかか聞くのと同じことだ」

この言葉を聞いた時、どれほど団長さんが音楽を愛しているのかが伝わってきて、切なくなりました。と、同時に、「そうそう!そうなんだよ」と首をぶんぶん縦に振ってうなずきたくなりました。

たとえば、登山家が山がそこにあるから山に登るように、作家が伝えたい言葉を探し求めて書くように、科学者がまだ見ぬ宇宙の神秘に惹かれるように、哲学者が普遍の真理を求め続けるように、「それ」がなければ魂が枯れてしまうっていうものが、人にはある。

団長さんの魂は、アラブ人としてアラブ伝統の民族音楽を演奏し、素晴らしさを伝え続けること。それがないと、枯渇しちゃう。

その感覚、なんとなくわかるな〜。

ゆるい笑いも、そうとうツボ。こういうあったかい可笑しさってかわいらしくて、大好き。ものすごく密度の濃い映画でした。
予告編、こちら↓

c0057810_16152113.jpg



『ミュンヘン』のときにも言った通り、私は、中東のアレコレってまったく知りません。この映画を見て、エジプトとイスラエルが長年敵対関係だったこと、言語が違うことを初めて知りました。
そういう歴史的背景を知ってたら、もっと深く感じ取れることがあったかもしれませんが、知らなくても、楽しめます。おすすめの一本です!
[PR]

by myums | 2008-07-21 16:56 | 映画・海外ドラマ ま行  

ミスト The Mist

普段はホラー映画って見ないんですけど、見てみました。『ミスト』

c0057810_2082157.jpg


なぞの霧の中から現れる謎の物体やら巨大化した昆虫の数々。
そいつらに食われる人々。飛び散る血しぶきと肉片。バリバリ!グチャグチャ!という粘膜系の音。
「これは神から与えられた試練。神は怒っておられるのだ!」とわめく気違い女。次々に起こる異常な事態にいつしか気違い女に傾倒し、ともに狂って行く人々。

グロ映像と耳つんざく系の叫び声満載の、これこそホラーな映画です。


スーパーマーケットに閉じ込められた人々が、霧の正体もわからずただ恐怖におののいてる間は、シュチュエーション映画っぽくて面白かったんですが、やっぱりホラー映画って苦手。

だってさー、外は危険がいっぱいって分かってるのに「ドラッグストアに行かなくては!!」とか、すでに半分死んでる状態の人を助けようとして危険な目にあったりとか、この主人公の男は勇敢なんじゃなくてバカなんじゃないだろうかと思っちゃうよ。この人のせいでたくさんの人が襲われて食われちゃってんのに、この人だけは死なないわけ。主人公だから当たり前だけど。

「きゃー!!きゃー!!」っていう叫び声も途中で聞き飽きて、ビックリとかしなくなちゃったし、グロイのももういいよ、お腹イッパイ・・・。


c0057810_20145194.jpg


わざわざ危険に飛び込んでいかなきゃホラー映画として成り立たないし、こういう映画はSFXの技術なんかに注目すべきってのは分かってるんだけど、どうしてもついていけない展開でした。

原作と異なるラストシーンが話題になってるみたいですけど、私に取ってはラストシーンがどうこう以前の問題でした・・・。
[PR]

by myums | 2008-05-10 20:20 | 映画・海外ドラマ ま行  

マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋 Mr. Magorium's Wonder Emporium

c0057810_18433918.jpg


『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』、楽しかったです~。
魔法いっぱいのおもちゃ屋さんは夢いっぱい。

壁についてるハンドルを回してドアを開けると、スポンジボールがピョンピョンはねてる不思議な空間に繋がってたり、セサミストリートのエルモがお買い物に出たり、ソックモンキーが寂しげな顔でそっとあなたの腕に手を添えたり。

ソックモンキーの下がり眉が可愛くてたまりません!

溢れ返るおもちゃたちの中に、ウチのBaboや、ジェフくんや、Be@rbrickまでこっそり出演してるのも発見!

(>▽<)きゃー♪ あれ、ウチの子よ~。

c0057810_1812295.jpgBABO


c0057810_1891626.jpgジェフ君


c0057810_1819976.jpgソックモンキー


マゴリアム役のダスティン・ホフマンも人形みたいなコミカルな動きがよくお似合いでした。ナタリー・ポートマンは大好きだけど、魔法を信じる・・・には、ちょっとうそ臭い感じがしちゃったかな。

でもでも、世界中から集られた1万点以上ものおもちゃたち、スターダストのようにキラキラ輝く映像、カラフルな衣装。とにかくハッピーで楽しい映画でした!

監督さんは、『主人公はぼくだった』を作ったザック・ヘルムって人。あの映画も映像がファンタジックだったな~。遊び心があって、カラフルで、見てると元気が出てくるような。そいうところも、今回の『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』と似てるかも!
[PR]

by myums | 2008-01-16 18:51 | 映画・海外ドラマ ま行  

マッチポイント Macthpoint

c0057810_16155659.jpg

随分前に見たんですが、感想書くの忘れてました。『マッチポイント』
なので細部は霞の向こうです。
全体の感想としては、「罪と罰」の映画化。


ドフトエフスキーの「罪と罰」を読んだことある人なら、結末まで早い段階で分かるでしょう。実際に主人公は(名前すら忘れてしまいました)、「罪と罰入門書」なんかを読んでますし。そんなものより先に本書を読め!って感じですが、この主人公男子は、富裕層に取り入って上流階級入りを狙う元テニスプレイヤーなので、まずは薀蓄が大切なんです。
逆玉を狙う男って言ったら分かりやすいでしょうか。外堀から固める。


「罪と罰」はロシアが舞台なので陰鬱な雰囲気漂う小説ですが、映画のほうはイギリスが舞台。暗さはあれど陰鬱さはありません。登場人物たちも気のいい金持ちばっかりだから、ウィットに富んだ会話も楽しめます。


ただ1人のアメリカ人として登場するスカーレット・ヨハンセンは、やっぱり目立ってましたね。典型的なアメリカ人女性ですから、映画全体からやや浮いてましたね。もちろん、それが狙いなので、浮いてていいのです。
ただ、彼女が売れない女優の卵って設定はちょっと無理があるかしら・・・って思いました。セクシーなのも分かるけど、にじみ出るセクシーさじゃなくて作為を感じてしまったのは私だけ?その辺は男じゃないから分からんけどさ。後半のヒステリックになっちゃったときのほうが、良かったな。


彼女は顔も肉体も官能的だけど、意外と肝っ玉母ちゃんみたいな役もいけると思います。チャキチャキの江戸っ子で元気よくて、男っぽい性格の役。見てみたいな~。それじゃ男のファンタシーを壊しちゃうかな?
でもさ、「ゴーストワールド」でやってたハミダシっ子の役なんて、超良かったと思わない?ああいうスカーレットがまた見たいよ。もう大人だから無理か。



で、映画のほうはどうだったのかと言うと、内容的に胸くそ悪いです。鑑賞後に、何か煮えきれない、喉に魚の小骨でも刺さったような感じが残ります。
世の中そういうこともあるでしょう。それはわかる。だけど、それでいいわけ!?納得いかないわ!あんなに底が浅い男なのに!!



モテない系の私
ですから、生意気にも中学生の頃に「罪と罰」を読みました。そのときも確か、「自分を正当化してるだけじゃん!」っていや~なもやもやが残ったのを覚えてます。


「罪と罰」、もう1度読んでみようかな。ロシア文学を読むのはかなりの気合が必要です・・・。


c0057810_1624610.jpg

雨に濡れるラブシーンはもう見飽きたよ


[PR]

by myums | 2007-03-13 15:42 | 映画・海外ドラマ ま行  

マリーアントワネット Marie Antoinette

c0057810_18264544.jpg

『マリー・アントワネット』です。


「ヴァージン・スーサイズ」「ロスト・イン・トランスレーション」のソフィア・コッポラ監督が撮ったマリーアントワネット。史実通りに描くとは思えません。どんな映画なんだろうと思って、オフィシャルサイトを覗くと・・・、

めちゃくちゃかわいぃ~!!***ヾ(≧∇≦)ノ"***

パステルカラーとキャンディカラーが、ほわほわでふわふわでふりふりなスウィート・マカロンの世界。

めちゃくちゃおいしそう~!!



c0057810_17482967.jpg



見る前からガーリームービーだって分かってたけど、見てみたらこれ以上はないってくらいにガーリッシュ。贅沢で怠惰でおばかな宮廷生活、おもしろかった~。

金の刺繍であしらったパステル・ブルーの馬車。その屋根には雲のようにふわふわの羽が生えてて空飛ぶ馬車みたいだし、ピンクのクリームケーキもシャーリングをあしらったふんわりドレスも、ミントグリーンの靴もアクセサリーも、コロンとしたギャンブル用のチップも、ぜーんぶがスウィーツみたい。おいしそう~っ



c0057810_17505637.jpg



マリー・アントワネットと言えば、オーストリアから政略結婚のためにフランスに嫁ぎ、贅の限りを尽くしたフランスの女王。
国民の貧しさを省みず、「パンがないならお菓子を食べればいいじゃない。オーホッホッホ」と言い放ったと言われています。実際にはアントワネットが言った言葉ではないみたいですけど。映画の中でもそのことはチラッと出てきます。

アントワネットとフェルゼンの不倫の恋もチラッ。
フランス革命の話もチラッ。



映画で描いているのは女王マリー・アントワネットではなく、キャピキャピしたお転婆な女の子。そういう意味で、キュートで天真爛漫な感じのキルスティン・ダンストはバッチリですが、フランス王妃としてのアントワネット像を期待して見ると、超つまんない映画になっちゃうので注意です。


c0057810_1825171.jpg

アントワネットは14歳でフランス王子ルイに嫁いだはいいものの、王子はSEXの仕方すら知らないちんちくりんのヲタクだし、服の着替えも1人でさせてもらえないような堅苦しくてバカバカしい王宮のしきたりにため息ばかり。王子とアントワネットがベッドにつくときまで、大勢の家来や侍女に囲まれ「男の子を身ごもるように」なんて言われる。
毎日毎日同じことの繰り返しの日々。

「あーあ、こんなつまんない生活が、この先一生続くのかしら…」

でも、ため息ついてみたって何も変わらない。
だったらこの贅沢を思いっきり楽しんじゃえー!

アントワネットじゃなくったって、そうなりますよね。遊びまくるしか楽しみないんだもん。
美しいヴェルサイユ宮殿の庭園でシャンペンを片手にはしゃぎまわったり、ドレスを仕立てる豪華な布を選んだり、ケーキのクリームを指ですくって舐めたり、不倫の恋にときめいてみたり。

毎日がパーティー。
めくるめく宮廷絵巻なのです。

そして淡いパステルカラーと夕陽のオレンジと芝生の若草色、雲の白や空の青がこぼれおちる映像。本当にキレイです。とろけそうなほどに甘くて、締め付けられるほどに切ない。
期待通りのキュートな映画でした。


でも1つだけ言うなら、アントワネット以外の女性がかわいくない。
キルスティンより美人は起用できないもんね。

c0057810_17583988.jpg



Booにとっては、「ストーリーのない映画」だったみたいです。
そりゃそうだ。思いっきり女の子ムービーだもん。
っていうか、Booが「いやぁん、かわいい~っ」って身悶えたらヤダし。


ちなみにBooは、「マリーアントワネットの名前くらい聞いたことあるけど、フランス王妃だったんだねー」ってくらいアントワネットのこともフランス革命のことも知りませんでした。だからアントワネットの身の上に何が起こっているのか、さっぱりわからなかったみたいです。


でも、もし「ベルばら」を読んでなかったら、私もBooと同じだったと思います。「ベルばら」が大流行して、マリーアントワネットのファンがたくさんいる日本でこそウケル映画なのかもしれませんね。


「マリー・アントワネット」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
[PR]

by myums | 2007-01-30 18:15 | 映画・海外ドラマ ま行  

『ミュンヘン』

スピルバーク監督の新作、『ミュンヘン』。

この映画を見るまで、72年に起こった「ミュンヘンオリンピック殺人テロ」の事件を、私はまーったく知らなかった。パレスチナの武装集団がイスラエル人11人を殺害した事件。
この映画は、そのテロの後に起こったイスラムの報復作戦のお話。



パレスチナとイスラエルって、いつから憎み合って戦ってるのか、私は詳しくないどころか、「あの辺りっていつも戦争してるよね」くらいの認識しかない。

ここで読むとざっくり100年前から揉めているようだ。
つまり、題材となっているオリンピックテロは、抗争のほんの一端で、実はもっと根が深いものなのだ。もうそれは、彼らの文化の一部と化しているんじゃなかろうか。


衝撃的だったのは、映画の中でパレスチナ人が言った、「俺たちは帰る国のために戦っているじゃない。住む国を作るために戦っているんだ」という言葉。

彼らには住む国がないのだ。

そんな気持ち、私たち傍観者に分かるだろうか。
渦中で戦っている彼らに、「報復なんて無意味だよ」なんて簡単に言えるだろうか。

確かに、テロは良くない。
だけど、テロリストを裁けばすむ問題じゃない。


実はBooの義父は、ユダヤ人。
彼はカナダ生まれのカナダ育ちだけど、イスラエルにユダヤ人の友人がたくさん住んでいる。やはりテロは日常茶飯時に起きているらしく、Booは両親から「イスラエルに行ってはいけない」とキツク言い渡されているそうだ。

映画に映し出されたイスラエルは、青い地中海に白い建物が映える、美しい国だった。
そして、それに対比するのは、パレスチナの貧困。

それは、どちらが正しくてどちらが悪いということではなく、
憎しみが憎しみを生んだ結果なのだ。
これだけ長く続いている憎みあいを、そうやすやすと歩み寄りに変換することはできないだろう。だけど、少しずつ、少しずつ、憎しみを溶かしていけたら、いつの日か平和が訪れるかもしれない。


世界平和は、幻想という人もいる。
だけど、それを目指さなければ、平和は永遠に訪れない。


c0057810_1485116.jpg

ジョークもあったし、聞いていたほど暗い映画じゃなかった。テーマは重いけど。

[PR]

by myums | 2006-02-09 20:56 | 映画・海外ドラマ ま行  

ブラピとアンジェ

『Mr. & Mrs. Smith』が公開してる。

以前に書いたレビューは、こちら

公式サイトは、こちら

先月末に来日したばかりのお二人。
ウチは、TVがないため観てないけど、ニュース番組のエンタメコーナーは、二人の話題で持ちきりだったとか。

プライベートでも、結婚間近ってずーっと騒がれてるブラピとアンジェだけど、どうやら結婚はしないみたい。だけど、ブラピが、アンジェの育てる2人の養子の、養父になる手続きを始めたらしい。

しかし、婚姻していない相手が養父になるには、そうとう面倒な手続きが必要なよう。

結婚という形にこだわりたくないのはわかるけど、こだわらないのなら、なおさら結婚しちゃえば手続き楽になりそうなもんなのに。
私なら、結婚しちゃうな。←手続きが大嫌い。

ブラピってアンジェの尻に敷かれてる感じするよねー。
[PR]

by myums | 2005-12-09 16:40 | 映画・海外ドラマ ま行  

ミリオンダラーベイビー

遅ればせながら、『ミライオンダラー・ベイビー』を観た。
アカデミーを獲っている映画なので、いまさらストーリーの説明も野暮だよね。
簡単に言えば、貧乏どん底生活を抜け出すために、ミリオンダラーのボクサーを目指す女性と、その老いぼれトレーナーのお話。

この映画を観る前から、「これは単なるアメリカン・サクセスストーリーではない。思いがけない方向へ進む映画だ」ということは聞いていた。

しかし!!

これほどまでに、予想外の展開とは!!

予想外すぎて、目ン玉飛びでそうだったよ。

結末については、私は何も言えない。だって当事者じゃないから。
私などが、当事者の気持ちを想像するのも、おこがましい。
それほど、センシィティブなテーマ。

むしろ、それを取り上げたクリント・イーストウッドの目のつけどころに脱帽した。俳優としても監督しても、あれほど成功してるしてる人って、今のハリウッドにはいないのでは。

それにしても、イーストウッドもモーガン・フリーマンも、シュワシュワのおじいちゃんになっちゃったね…。


c0057810_201031.jpg

[PR]

by myums | 2005-11-23 20:11 | 映画・海外ドラマ ま行  

ブラピも霞むアンジェのオーラ。『Mr. & Mrs. Smith』 

忘れてたけど『Mr.&Mrs. Smith』を見た。
ちょっと前に最もセクシィーなカップルと騒がれた、アンジェリーナとブラピ主演。
何と言ってもアンジェリーナのエッチィ雰囲気にノックアウト。どんな恰好してても何言ってても、ありえないくらいセクシー。
彼女に迫られて落ちない男がいるだろうか!
アンジェのゴージャスオーラに目が釘付けの2時間だった。

なれるもんならなりてー!!

アンジェとブラピのLOVEが見たい人や、頭カラにしてスカッとしたい人にはおすすめの娯楽ムービー。
[PR]

by myums | 2005-08-23 12:00 | 映画・海外ドラマ ま行