スケボー好き必見!! ロード・オブ・ドッグタウン
2007年 01月 31日
どうせノリがいいだけの青春ストーリーでしょ。
とか思ってなめてた私が間違ってました。
チョーーーーΣd(ゝ∀・)イイヨッ!!
『ロード・オブ・ドッグタウン』 (原題 Lords of Dogtown)
70年代のスケボーブームに革命を起こした少年3人の、実話に基づく物語。なので、ノリノリの青春ストーリーに間違いないんだけど、大人も子供も顔の知れた役者が揃ってて演技バッチリだし、ファッションもかわいいし、ちょっと粒子の粗いざらついた映像も元気イッパイに走り回る少年たちの物語にはピッタリだった。
役者では、ヒース・レジャーがもう最高!
『ブラザーズ・グリム』や『ブロークバックマウンテン』からは想像できないヨレっぷり。
ヒースはサーフショップのオーナー、スキップって役なんだけど、ヨレヨレのロレロで、何言ってても「あろひれろ~ばってんしゃ~、めえ~ん?」としか聞こえない!!
英語字幕で見たんだけど、あれなかったら理解不可能だったね。
映画後半は、仲間が離れていった寂しい男になっちゃったけど、前半のアホ炸裂ヒースは光ってました!
あとビビッタのが、ジャッカスのジョニー・ノックスヴィルが出てたこと。しかもまた、成金趣味でバカ丸出しの妙ちきりんな役どころってのがいいね。最後の方はなぜか半裸なのがウケました。彼の場合、演技なのか好きで脱いでるのかよく分かりませんね。
主役の3人の少年たちもかなり良かったです。
特にジェイ役の子が良かった。ていうか、好みだった(〃∇〃)
昔のレオナルド・ディカプリオを彷彿とさせる熱い演技。「スケボーで母さんをこの生活から抜け出させてあげるんだ」というとってもママ思いの優しい少年です。こんな息子がいたら絶対婿に出したくないね。
スケボーの才能もあってみんなのリーダー的存在であったにも関わらず、結局ドラッグディーラーになってしまったのが残念です。ショウビジネスの汚い世界を受け入れることができず、一生ストリートキッズでい続けた。この子が一番スキップに近い感覚の持ち主だったのかなと思います。
どっかで見たことあるなぁと思ったら、『ガール・ネクスト・ドア』に出てました(『24』のキムキムが出てる青春コメディです)。映画自体はあんまり記憶にないんですけど彼の顔だけは覚えてたってことは、やっぱり好きな顔なんでしょうね~。
それから、ステイシー役のジョン・ロビンソンは、『エレファント』に出演してたんだって。『エレファント』見てないんだよね。Booは見たくないって言うんだけど、いつか見たい映画です。
ジョン・ロビンソンって聞くと、どうしてもジュリアナ東京を思い出しちゃうんだけど。
後半の重要人物シド役の子は、これまたどっかで見たことある。しかも映画じゃなくてテレビ番組で。
ん~ん~。Booと2人で頭ひねって考えたけど、どうしても思い出せなかったヨ(-公-、)シクシク
ところで、私とBooはこの映画が実話だってことを知らずに見てました。ところが、「このステイシーって人、有名なスケボーブランド持ってる人だよ。トニーってのもプロスケーターだし!」というBooの一言がきっかけで、彼らが実在の人物だということに気づきました。
途中、宇宙飛行士がステイシーからスケボーを借りて挑戦するも派手にすっ転ぶというシーンがあるのですが、この宇宙飛行士、実は本物のステイシー。
スケボー好きのBooは、このシーンでかなり盛り上がってましたよ。
抜群のカメラワークで繰り広げられるダイナミックなスケボーシーンも見物です!水を抜いたプールをハーフパイプ代わりにしてターンやらジャンプやらガシガシかますし、バスの後ろにくっついて右に左に振り子のように揺れながらビュンビュン風を切ってアスファルトを滑っていく。
派手に転ぶシーンもたくさんありますよー。痛いの見るの好きな人、楽しいですよー。
ジミヘンで始まるオープニングもワクワクするし、ローカルたちの波の縄張り争いもおもしろかったし、久々に最初から最後までツボな映画でした。
最後はボロボロ泣いちゃいましたー。
【訂正】宇宙飛行士はステイシーじゃなくて、トニーホークというスケーターだそうです。すみません。間違えてました。コメントで訂正くれた方、ありがとうございました!
by myums | 2007-01-31 23:37 | 映画・海外ドラマ や・ら・わ行