遠い空の向こうに
2005年 12月 28日
誰もが持つ、”あの頃”の夢。
心の宝箱にしまっておいた、
誰にも汚すことのできない、”あの思い”。
そんな、普遍の郷愁が詰まった映画。
ソ連が人類初の人工衛星スプートニクの打ち上げに成功した、1957年10月。
ウエスト・ヴァージニア州の炭坑の町コールウッドで、その美しい軌跡を見ていた青年ホーマーは、自らの手でロケットを打ち上げたいと思い、級友3人とともに本格的なロケットづくりにとりかかる。
炭鉱を守る保守的な父の反対にあいながらも、夢を追いかけ続ける若者たちの青春ストーリー。
私のジェイク萌えを抜きにしても、
すごく素敵な青春映画だった。
「バカげたことを」と鼻で笑う大人たちや挫折や困難にも負けず、
ロケットへの思いをまっすぐに貫くホーマー。
その姿は、眩しいほどにきらきらと輝く。
そして、息子を愛するがゆえに自分の夢を託したいと願う父の姿もまた、
切なく胸に沁みる。
もう1つの『スタンド・バイ・ミー』と呼ぶにふさわしい映画だった。
ぜひご鑑賞あれ。
ちなみにこの映画、NASAに勤務する
ホーマー・ヒッカが少年の頃の事実のお話。
by myums | 2005-12-28 17:04 | 映画・海外ドラマ た行