愛することと失うこと

ふと、Booを儚く思うことがある。
彼を永遠に失う日がやってくる。そんな不安に襲われる。
洗い物をする彼の横顔、立ち上がった時に視界に入る繊細な背中、
そんな見慣れた日常の隙間で、
得体の知れない不安に飲み込まれそうになり、
私は彼の名前を呼ばずにいられない。
「Booちゃん」。
振り返り、微笑む彼は、確かにそこに存在していて、
私はくだらない不安を振りほどいて、微笑み返す。
どうしてそんな風に感じるのか、わからない。
これまでだって、自分の男を失う不安を感じることはあった。
だけどそれは心を、であって、魂の宿る肉体を、ではなかった。
Booと出会えた幸せ。その思いが強いほど、愛することの喜びと背中合わせに、失う恐怖を味わうことになる。
だからこそ、愛することの喜びは、
目眩がするほどの恍惚を呼び覚ますのかもしれない。
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by myums | 2005-06-17 14:21 | 国際結婚とカナダ  

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