ホーチミン Ho Chi Minh ーオーダーメイド・スーツー
2010年 01月 14日
オーダーメイドのスーツを作る(Boo)。
オーダーメイドスーツと言うと、上品なアンティーク家具とふかふかビロード絨毯の敷かれた伝統ある専門店、なんていうエレガントなイメージが漂いますが、ベトナムのショップはこんな。
ところ狭しと陳列された大量の生地の中から好みのものをチョイス。
次に一昔前風のファッション雑誌を数冊手渡され、「この中から好きなイメージを選んで」と言われます。ちっこいプラスチックのイスに座らされて(ホーチミンではプラスチックのイスが主流でした)、真剣な表情で雑誌をめくるBoo。
横から、「これいいじゃん!」と、90年代ソフトスーツやら、テリー伊藤風ファンキースーツを指差し、おもしろがる私。
イメージが決まった後は、ディティールの決定。
スーツッて細部を決めるのが大変ねー。ボタンの数から始まり、襟の形やら背広の後ろの切り込みの数やら、パンツのタックやら、ほかにも何やらかんやら話し合って、やっと寸法。
最後に、完成前のフィッティング日を決めます。
「最短で何日間でできる?」の質問に対し、なんと
「2days」
と答えた店員。
オーダーメイドのスーツが2日間であらかた出来上がるとは。
ベトナム人、縫うの超はやくね!?
しかし2日後はちょうど元旦で、祝日のはず。お店お休みじゃないの?
「あさ10時とか早く来てくれれば大丈夫」
だって。
ベトナムは、テトというベトナム・ニューイヤーがあって、そっちの方が大切らしいけど、元旦でも休まないんだなぁ。乾期の今は観光シーズンなので、かき入れ時ということもあるかもしれません。
その辺の事情も色々聞いてみたかったのですが、言語の壁は厚かった…。
このお店に限らず、ベトナム人はみんな働き者。
生活水準が低いから働かざるを得ないという切ない現実もありますが、私の言いたいのは、その働きぶり。お店の店員も、道ばたで食べ物売ってる人も、みんなテキパキ働いてました。真面目な仕事ぶりは、日本人に通じるものがあります。
さてさて、Booのスーツを作ったら、今度は私のショッピング。
事前に観光Bookで狙いをつけていたショップで、ワンピース2着とネックレスを購入。ワンピースは既製品ですが、お直しサービスでやってくれます。
しかもホテルまで届けてくれるのも、無料!!
なんとまあ親切な。
これでチップ制度がないっていうんだから、びっくり。
欧米なら、むかつくサービスにもチップあげなきゃいけないってのに、世の中不公平だね。
みなさん、ベトナムに行ったらぜひチップをあげてくださいね。USDであげるとすごく喜ばれます。
by myums | 2010-01-14 22:53 | 国際結婚とカナダ