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再生。

ひどく落ち込んで、
夜中のダウンタウンを一人、歩いた。
冬の夜風が肌を刺す。

歩いて歩いて、ブリッジにたどり着く。
ブリッジから眺める水面は、
オレンジの夜景に照らされて、
ぼんやり揺れていると思ったら、
それは私の瞳に浮かんだ涙だった。

ポロポロ涙をこぼしながら、
こんな時でも、心に浮かぶのは、やっぱりBoo。
彼を思うと、心はジンワリ温まり、
私の体温も1度上がる。

シアワセという言葉をこんなにかみ締めたことが
今まであっただろうか。

今、この瞬間に、人生が終わってもいい。
そう思えるほどに、シアワセ。
なのに、私は泣いている。

シアワセに見合う自分になれない自分が情けなくて、
シアワセの向こうにある、苦さに怯えて、
逃げるように歩く、歩く。

そうして私は、ついに告白した。
心の底に渦巻く、汚い嘔吐物を、
胸をつかえさせながら、言葉にした。

「You're fighting with yourself」

彼はそう言って、私の冷たくなった頬を両手で包んだ。
私は顔をクチャクチャにして泣いた。

私は自分がファイターだったなんて、知らなかった。
私だけじゃない。
人は誰でも、ファイターなんだ。
そして、弱い弱いと思っている人ほど、
強いファイターになれる可能性を持っている。

So just let it go and be yourself.

by myums | 2005-04-01 08:45  

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