イングロリアス・バスターズ Inglorious Bastards

『イングロリアス・バスターズ』を観ました。

『パルプ・フィクション』以来、久々に楽しめたタランティーノ映画でした。タランティーノお得意の無駄なダラダラ・モノローグもありつつ、ブラックユーモアあり、濃いキャラ設定あり、最初から最後までテンポも良かったです。逆手に取ると、タランティーノにしては奇天烈具合がいまひとつと言えるくらい、収まりよくまとまった作品でした。

個人的には、そのくらいが丁度良いです。キル・ビルvol.1なんかは、私にはマニアックすぎてついていけなかったので。
キル・ビルのしっちゃかめっちゃかと、オマージュ詰め込みぶりを期待してこの映画を観ると、ちょっと残念な結果になるかもしれません。

パルプ・フィクションから無駄を少し省いて、ストーリー性を強くしたのが、この『イングロリアス・バスターズ』。だから、(私のように)タランティーノ好きじゃなくても、楽しめると思います!

映画のタイトルでもある「イングロリアス・バスターズ」は、連合軍のナチ狩り特殊部隊。ブラピはそのリーダー役でアメリカ南部出身なんですが、ブラピは南部訛りが非常に似合う!訛りがうまくコピーできているかどうかは分かりませんが、そんなことはポイントではなく、ブラピの演技にはコミカルなリズム感があるってこと。
スナッチのときの、しゃべり方も最高でしたよねー。
バーン・アフター・リーディングのときみたいに、根っから頭の足りない役はいまひとつだけど、切れ者なのにどこか抜けてるとか、一生懸命の中にに漂うユーモラスを表現させると、いい味だすんだよね。

そして、この特殊部隊イングロリアス・バスターズは、ナチから恐れられる存在であるはずなのに、隊員がなぜかみんなヤサイ。完全インドア系の外見。でも、すごく強い。バッドで殴り殺したり、頭の皮を剥いだりと、ナチと同じくらいの残酷さ。

隊員の一人に、北米ドラマ「The office」でおなじみの彼も出演。

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セリフは少ないものの、結構クローズアップされてます。でも、演技は…、硬い…。

幼い頃、ナチに家族を殺され復讐を誓うショシャナ役に、メラニー・ロラン。これまでタランティーノの女優選択眼がどうも好きじゃなかった私。でも、今回はいい!メラニーきれいだよ〜。パンツルックもドレスも、美人は何着てもいいね!最後の赤いドレスも良かったし、高笑いも美しかった。

赤いクリーム・チークを、戦場に向かう戦士のごとく、頬になすり付けるシーン。かっこ良かったです。でもクリーム・チークって少量ずつ伸ばしていったほうがいいと思うよ!

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メラニー・ロラン含め、今回のタランティーノ映画は、ヨーロッパの役者陣が本当に良かったです。特に、ユダヤ人ハンターの異名をとる大佐役の人。クリストフ・ヴァルツっていうそうです。外見は近所のおっさんですが、平凡な役からトリッキーな演出まで、なんでもこなしてくれそうな雰囲気。

グッバイ・レーニンで主演してた子も出てました。

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まあ、悪くないけど、可もなく不可もなく。今イチ役に乗り切れてない印象でした。あんまり個性が強くないから、タランティーノ向きじゃないのかな。2 days in Parisにチョイ役で出てた時は、ほんわかしてて良かったんですけどね。

最後に。
冒頭のシーンで出て来たフランス人のパパンが、かっこ良かった!
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by myums | 2009-11-29 21:19 | 映画・海外ドラマ あ行  

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